『クレイジージャーニー』も打ち切りに…“不祥事で番組終了”がショックだったランキング
過剰な演出や画像の加工など、いわゆるヤラセが発覚したバラエティー番組「消えた天才」(TBS系)と「クレイジージャーニー」(TBS系)。10月21日、TBSは両番組の放送終了を発表しました。
「消えた天才」は、天才野球少年の試合映像を早回し再生して、実際の投球よりもストレートの球速が速く見えるように加工していたことが判明。
「クレイジージャーニー」は、爬虫類ハンターがメキシコに生息する珍しい生物を探して捕獲する企画において、紹介した6種類中、4種類がスタッフが事前に準備していたものだったことが発覚しました。
「クレイジージャーニー」のMCをつとめていた松本人志は、放送終了が決定した際、自身のTwitterで、
<ひとつ お願いがあります。全てのクレイジージャーニーがヤラセだったと誤解しないで下さい。あの番組ではマジの素晴らしいクレイジージャーニー達とたくさん出会えました>と投稿しています。
たしかに、ヤラセがあったことは事実ですが、スラム街や世界の秘境など、知られざる世界を見せてくれた当番組。たくさんの根強いファンが終了を惜しんでいます。
他にも、不祥事や事故で打ち切りになってしまった番組は過去にたくさん存在します。そこで女子SPA!では、不祥事で番組終了になってさびしかった番組について、30~40代の女性200人に聞いてみました(※)。
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Q.不祥事で打ち切りになったTV番組のうち「さびしい」「ショック」と感じたものは?(複数回答)
(回答:30~40代の女性200人)
同率9位 年中夢中コンビニ宴ス(テレビ朝日系列)2.5%
同率9位 芸能★BANG+(日本テレビ系列) 2.5%
8位 超近未来遭遇!! どーなるスコープ(読売テレビ) 3%
7位 アフタヌーンショー(テレビ朝日) 3.5%
6位 消えた天才(TBS系列) 9.5%
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同率9位の「芸能★BANG+」。各界の芸能事情ツウが集結して、芸能界のゴシップネタで盛り上がるという番組でした。
2012年5月4日に放送された特番で、オセロの中島知子と占い師女性の同居騒動を特集した際に、新聞のテレビ欄に「騒動の占い師が謎の同居生活全貌激白」などと、占い師本人がスタジオに来るかのように掲載し、番組内でも何度も煽りました。ですが実際に出演したのは、この占い師女性と同居したことがある別の占い師だったため、視聴者から苦情が殺到。番組は7月17日放送分をもって終了となりました。
また、ヤラセという言葉を全国に広めた番組が、7位にランクインしたテレビ朝日系のワイドショー番組「アフタヌーンショー」です。
1965年に放送を開始した長寿番組で、20年の長きに渡りテレ朝の朝の顔をつとめていました。けれども1985年8月に、番組スタッフが元暴走族リーダーに、東京都福生市の多摩川河川敷に不良学生約60人余を集めさせて、乱闘シーンを演じさせたことが発覚。
さらに、番組は「女のリンチ場面が欲しい」と、地元の女子中学生5人に対し殴る蹴るの暴行をさせてその模様を撮影していました。
元暴走族リーダーに14万円の取材費を渡していたことも判明し、東京都福生署は暴行に関わった少女2名を暴行容疑、元暴走族リーダーとテレビ朝日ディレクターを暴行示唆で逮捕。
このヤラセ行為の発覚によって放送は打ち切りになり、テレビ朝日の社長が謝罪し、テレビ朝日自体も放送免許を取り上げられる寸前にまで陥ったと言われています。
ヤラセで20年の歴史に幕「アフタヌーンショー」
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