施術中は刺激こそ感じはしましたが、痛みは一度も感じることがありませんでした。所要時間は、先生のスピーディーな手わざのおかげなのか、顔全体で10分程度。
その後、看護師さんに冷やしていただいたきました。さすがに注射をしただけに、顔にぽつぽつと注射跡があります。でも感想としては「虫刺されみたいだなあ」という程度。思っていたより、内出血っぽい感じでもなかったので「こんなものなのか」と思いました。

施術後はぽつぽつと顔に点ができました
人によってはもっと内出血する人もいるそうですが、私の様子は平均的で翌日にはかなり引き、2日後には赤味もほとんどなくなっていました。長引く人でも1週間後にはきれいになっているということです。ちなみにお化粧は翌日からOK。
そして肝心の効果なのですが、実をいうと施術中からも効果は体感していました。顔が支えられる感じと言いますか、力強さが戻ってきて皮膚が明らかに厚くなったのです。失ったことがある人にならわかってもらえると思うのですが、あのハリが戻ってきたのです!
気になっていた目周りは、力強さが戻ったせいなのか、ぱっちり目を開けられるようになり、目ヂカラがカムバック。頬もなんだかプリッとしたのですが、何かを注入して部分的にアップした感覚ではなくて、自分の肌が蘇り、厚みが戻ったという感じでした。
先生によると、「2週間から一か月のうちに、この施術を3回行い、その後は年に2~3回ペースで行うとお肌が改善します。が、1回でも十分効果は感じられると思います」とのことでした。回数や行う部分は、その人の状態や年齢にもよると思うので、詳しくは医師に相談しましょう。

ひと月後。赤味もぽつぽつも消えて弾力が
今回のリポートで水光注射の流れは汲んでいただけると思うのですが、効果については、結局は医師によるところが大きいのかも、と感じました。
私が言えるのは「西池先生にお願いする水光注射は良かった」ということ。いずれにしても医師としっかり相談し、納得がいく場所を選んで行うといいと思いました。
※編集部注:痛みや内出血、まれに薬剤アレルギーなどのリスクについては、個人差があるため事前にクリニックにしっかり相談してください。
●西池英里子先生/「Clinic Le GINZA(クリニック ル・ギンザ)」院長
大阪医科大学を卒業後、麻酔科医を経て、元日本美容外科学会会長医師の下で美容医療の基礎を学ぶ。都内の数カ所の美容クリニックで院長として勤務した後、2016年、医食同源をコンセプトにした新しい美容クリニック「Clinic Le GINZA(クリニック ル・ギンザ)」を銀座・数寄屋橋交差点に開業。愛知県出身。13代続く医家に生まれ育つ。
―「
美活(今さら)始めました」―
<文/にらさわあきこ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】