“背中全体の凝り”を解消する簡単ストレッチ。もむより効果的です
柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。
デスクワークを毎日行っている人は、肩こりだけでなく息苦しさなど背中一体の症状を訴える人が多い傾向にあります。肩まわりを柔らかくしようとストレッチをやっても効果を感じられない人は背骨が固くなっているかもしれません。
今回はそんな方にピッタリの背骨をほぐすストレッチをご紹介します。
首・背中・腰まで続いている背骨は細かく分けて33個の小さな骨が連なっています。各場所によって役割が異なるため、大きさや形はそれぞれ違います。
そんな背骨はあばら骨とつながっているため、動きにやや制限がかかる場所なんです。日頃からウォーキングを行っていれば腕を振ったときに、あばら骨がついている背骨も一緒に柔らかく動かされます。
ところが、デスクワークなどで1日のほとんどを座って過ごし、休日は家でダラダラするのが至福という人は、背骨が固まってしまいます。
そうなると、動きが悪いし、使わないし…この悪循環がさらに背中周りの動きの悪さや固さ苦しさを生み出してしまうのです。
固くなったあばら骨がついている背骨をしっかり動かしてみましょう。
<背骨をほぐすエクササイズ>
①四つん這いになったら右腕を左脇の下に通して、右肩を床につけます。
②なるべく右手を遠くまで伸ばしましょう。
③右手を完全に伸ばしきったら、左手を床から離して天井に向かって伸ばします
※この時、腕だけを動かすのではなく体幹部分全体で回転できるように気をつけてください
→左右3回ずつ/1日
脇の下から通した腕はなるべく遠くに伸ばす事、天井に向けて伸ばした手は腕だけで体の後ろに広げるのではなく、“胸を天井に向けるように”体を開いて行く事を意識して行うと、あばら骨と背骨がしっかりツイストされてストレッチ効果をもたらし、可動域を確保できるようになりますよ。
肩だけでなく背中一帯に疲れが感じている人。ぜひ自宅でチャレンジしてみてください。
<文/ヒラガコージ>
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ヒラガコージ
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。Twitter:@fifth_petal