夫に腐女子仲間向けのLINEスタンプを送ってしまった
それは夫が遅い時間まで帰宅しなかったある日のこと。
腐女子仲間と相変わらずテンションの高いLINEをしていた朋子さんは、雨が降ってきたことに気づいて夫にも「お疲れ様です」というスタンプを送りました。
「私は毎朝の日課でウォーキングをしていたので『明日の朝は歩けるかな』という旨のメッセージを送りました。その時、腐女子仲間の方で連打していたとあるスタンプを送ってしまったのです」

※夫に送ってしまったLINEです
Iラブ〇〇。この〇〇部分は当然のようにカップリング名です。送った瞬間に朋子さんは「あっ」と思ったのですが時すでに遅く、速攻で既読がつきました。そのスタンプを夫が見てしまった証です。

スタンプを連打してごまかそうとした
「あせった私は普通のスタンプを連打し、さきほどのスタンプが凄いスピードで流れていくように細工をしました。10個ほど送ったあたりで玄関から『ただいまー』と声がしたのでそこでやめました。もう近くまで帰ってきてたようで……」

さらにスタンプを連打
朋子さんは何事もなかったのように「おかえりなさい」と夫を出迎えたそうですが、当然のごとく「あのさ……さっきのIラブ〇〇ってスタンプは何?」と聞かれたそうです。夫からすれば謎の文字の羅列(られつ)でしょうけれど、気になる気持ちもわかります。
「『あ~気にしないで。友達との遊びだから~』とゴマかしたのですが、何か怪しく思ったんでしょうね。『その〇〇って浮気相手のあだ名とかなの?』なんて問い詰められて、結局全て白状しちゃいました」
これまで自分が腐女子であることなど一切おくびにも出さなかった朋子さんの告白に、夫は心底驚いていたそうです。
とはいえ、すでに結婚して14年という長い付き合いの2人。理解できないとは言いつつも、彼女がこれからも趣味にお金を使うことに関しては許容してくれたとのこと。
「結果オーライではありましたけど、これ相手が旦那じゃなく仕事関係の人だったりしたら、社会的に死ぬ可能性がありますよね……」
皆さんも自分好みにカスタムしたスタンプの送り先には十分ご注意を……。
―シリーズ「
SNSトラブル」―
<文/もちづき千代子>
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フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:
@kyan__tama