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世界3位の20億稼ぐ5歳少女YouTuber、親の努力がスゴイ…

 昨年末『フォーブス Forbes』が発表した「世界で最も稼ぐユーチューバー」に二人のキッズがランクインしました。  一人は日本人のお父さんを持つライアン君(アメリカ在住)。2018年に続き2019年も1位に輝いたライアン君は、たった8歳にして年商約28億円という偉業を達成しました。
 そしてもう一人は3位にランクインしたロシア出身のアナスタシア・ラジンスカヤちゃん、5歳の少女です。

治療のためのユーチューブからファミリービジネスへ

 アナスタシアちゃんのチャンネル「ライク・ナスチャブログ Like Nastya Vlog」に投稿される動画は、どれも父娘が仲良く遊ぶ姿。ホームビデオ的なものに、ちょっとした特殊効果がついたものがほとんどです。  ブロンドヘアにかわいい笑顔を持つ少女がアイドル並の注目を浴びることは理解できるものの、年商1800万ドル(約20億円)ともなってくると話は違ってきます。なぜそんなにも人気があるのでしょうか? 『フォーブス』ロシア版によると、アナスタシアちゃんは生まれつき脳性小児麻痺と診断され、医師から「一生言葉を話すことも、歩くこともできないかもしれない」と宣告されましたが、治療が功を奏して2歳になる頃には脳性麻痺が完治したそう。  そこで、再発防止と成長の記録のために両親が始めたのが、カメラの前でアナスタシアちゃんにしゃべらせるユーチューブを使ったセラピーでした。
アナスタシアのYou Tubeチャンネル「ライク・ナスチャブログ Like Nastya Vlog」

アナスタシアのYou Tubeチャンネル「ライク・ナスチャブログ Like Nastya Vlog」

 当初はアナスタシアちゃんのチャンネルでも、ライアン君と同じように、カメラの前で子どもがおもちゃの箱を開けてコメントする「アンボクシング」をしていたそうですが、スタートから半年間で月1万ドル(約108万円)の利益を得るようになったことで、コンテンツを全面的に見直し今の形態へ。  父娘が一緒に遊園地に行って遊んだり、その日に着る洋服を選んだり、ローカルフードを食べる様子を見せるスタイルに軌道修正すると、チャンネル登録者数が100万人を突破しました。
 今では、動画で共演するお父さんが財務や労務を引き受け、お母さんは動画の演出や小道具やデザインの発注管理など裏方を担当。  家族運営するアナスタシアちゃんのユーチューブチャンネルは現在計6アカウント、登録者は計1億7000万人を超え、累計動画再生回数は420億回にのぼる巨大ビジネスに成長しています。
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キッズユーチューバーの成功の影に有能な両親の存在あり
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