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松坂桃李系の男子を職場の美女と取り合って…結果「冬ありがとう!」のワケは?

彼を連れて帰ることに成功

「すかさずFくんの隣の席を奪い返してやりましたよ!でも、もしFくんがE美さんを気に入っていたら悪いので一応確認したんです」  するとFくんが「実は、前回の飲み会の帰りにE美さんがどうしてもと言うので部屋に行ったけど…何にもないよ。1時間位で帰ったし。おれ寒がりだから」とコソッと教えてくれました。 「どうもE美さん部屋は天井が高く、エアコンの暖房のみでスースーしていて、フローリングにクッションを置いて座っていたら身体が冷え切って体調を崩してしまい、すぐにタクシーで帰ったらしいんですよ」 セーター「快適な室温は人それぞれ違うし、勝手にE美さん家の設定温度を変えたりできないしね」と苦笑いするFくんを見て…だからいつもモコモコした服装だったのかと腑(ふ)に落ちたそう。 「これはチャンス!と思ったので『私も部屋に帰った時に寒いのが嫌で、オイルヒーターのタイマーセットしてきたの。だからポッカポカだよ~』とFくんを誘ってみたんですよ」

お付き合いすることに…「冬ありがとう!」

 ひょんな事からFくんを連れて帰る事に成功した博美さん。 「あからさまに2人で帰った訳ではないですが、バレていたみたいでE美さんに痛いぐらいニラまれてしまいましたが…まぁいいやと思いました(笑)」  博美さんの部屋に着いたFくんは「すげ~暖かい~最高!」と目をキラキラさせて喜んでくれたそう。 「Fくんにソファーに座ってもらって、ひざかけを渡し、お茶をいれて戻ってきたら…Fくん、寝落ちしていました(笑)めちゃくちゃ気持ち良さそうに」  その日は何もありませんでしたが、それがきっかけでグッと仲良くなり、お付き合いする事になりました。 「まさかこんな事になるなんて、自分でもビックリです。でもこれが夏だったら上手くいってなかったかもしれないので…冬ありがとう!って感じですね」  それから職場でニラまれても、ある意味キューピッド的な役割を果たしてくれたE美さんには感謝しかないと思える博美さんなのでした。 ―シリーズ「冬の恋愛悲喜こもごも」― <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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