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セクハラ疑惑まみれの大手下着ブランド、有名モデルが告発した幹部達のやり口とは?

100人以上のモデルが陳情書。今年のショーの行方は?

 もうひとりの疑惑の人物が、LブランズのCEOのレスリー・ウェクスナー氏です。 『NYT』によると、あるミーティングで従業員が「ボディポジティブ・ムーブメント」について言及したところ、「太るために美容整形に行く人間はいない」と返答したというウェクスナー氏。未成年売春斡旋の罪で起訴され、公判前に自殺したジェフリー・エプスタイン被告の顧客だったという噂が、まことしやかに囁かれています。 『ザ・ロサンゼルスタイムズ The Los Angeles Times』によると、2019年8月、この腐りきった社風に対して、クリスティー・ターリントン・バーンズやエディ・キャンベルを含む100人以上のモデルたちが、セクハラや性的暴行からモデルを守るよう求める公開文書をヴィクトリアズ・シークレットに提出。
 しかし、度重なるスキャンダル、落ち込む売上の影響を受けて、同年11月にはこれまで開催されるたびにトップニュースになってきた絢爛豪華なVSFS(ヴィクトリアズ・シークレット・ファッション・ショー)までキャンセルされてしまいました。  今年に入り『ザ・ウォールストリート・ジャーナル The Wall Street Journal』は、Lブランズが現在、傘下のヴィクトリアズ・シークレットの株式売却を検討中で、ウェクスナー氏も代表を辞任する意向であると報道。どうやら本気でブランドの立て直しを図っているようだ、と書いています。
 先日、パリコレモデルの小椚(おくぬぎ)ちはる(27)が、日本人としては初めて同ブランドのキャンペーンモデルに選ばれたことが話題になりました。  キャンペーンに起用されたモデルは、VSFSにも出演する傾向が高かったということですから、しっかりブランドの立て直してもらって、今年、いや来年くらいには、日本人モデルがヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩く姿を見せてもらいたいですね。 Sources:「The New York Times」「The Angeles Times」「The Wall Street Journal」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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