育休中の夫への不満から、離婚まで考えているママもいます。昨年出産し、夫が3週間の育休をとったという真理子さん(仮名・38歳)です。
真理子さんの夫は
両親学級に通うなど、産前は育児に積極的だったと言います。
「最初は『いい父親になりそう』と期待していたのですが、育休中の彼は真逆でした」
真理子さんは、緊急帝王切開で出産。高齢出産に加え出血多量だったのもあり体調がなかなか戻らず、
退院後も2週間ほどほぼ寝たきりだったと言います。
「私の母親が家事を手伝いに来てくれたのですが、なぜか
夫までほとんどの時間は横になって、テレビを見たりゲームをしたり漫画を読んだり。家事は全て私の母に任せて、一切何もしませんでした」
産後2週間が経ち、真理子さんの母親は娘を心配しながらも仕事の都合で帰ったそうですが、その後も育休中であるはずの夫の様子は変わらなかったそうです。
「まだお腹の傷は痛むし、寝不足と貧血でフラフラな状態でしたが、全ての家事とほとんどの育児を私がやりました。
育児の楽しいところだけ夫に体験させてあげる感じで、夜中の授乳や汚れ物の洗濯などを夫がすることはありませんでした」
真理子さんは産後の不安定なメンタルもあり、時折泣きながら家事・育児をしていたと言います。
「子どもはかわいいのですが夜の授乳で寝不足が続いて体力的に辛くなり、『たまには夜通しゆっくり寝たいから、
1日だけでも夜のミルクをお願いしたい』と夫に言ったら、『
男は泣き声に反応できないから起きられないよ、無理』と断られました。それ以来、一度も夜にミルクをあげたことがないばかりか、そもそも夫はいまだにミルクが作れません」
聞いているだけで、夫は育休中に何をしていたのかと首をかしげたくなります。
真理子さんのイライラはまだ続きます。
「
夫は育休中、仲のいい同僚と平気で飲み歩いていました。育休中の夫をしょっちゅう誘うその同僚も、どうかしてますよね。夫を注意すると逆切れして喧嘩になるので、私は何も言わなくなりました。
酔っ払って帰ってきて、やっと寝かしつけた赤ちゃんを起こして、危なっかしい抱き方をするのでヒヤヒヤしました」
疲労が重なる真理子さんを横目に、
夫は育休中にゲームを一本クリアしたそうです。一方で真理子さんは、疲れとストレスで一時母乳が出なくなったと言います。
今は離婚を視野に入れて別居中だという真理子さん。「あのまま夫といたら私が精神的に参ってしまい、育児に支障が出ていたかもしれません。今は100%ワンオペ育児ですが、夫といた頃より精神的負担が減り、子育てに集中できています」と晴れ晴れした顔で語りました。