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よゐこ濱口が南明奈に惹かれた理由「親も大事にしてもらえそう」発言に、男女で逆の反応が…

亀山早苗の恋愛時評>  次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

よゐこ濱口「この子と付き合ったら、親も大事にしてもらえると思った」

 お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優さん(48歳)が、タレントの南明奈さん(30歳)と結婚したのは2018年。交際4年半を経ていたが、その交際に至るきっかけのひとつを、先日放送された『ダウンタウンなう』で初めて告白した。  最初は南さんを「しゃべりづらい子」と思っていた濱口さんだが、彼女の誕生日に「どう過ごすの?」と聞いたら、「実家に帰って親と過ごす」と答えたそう。  それを聞いた濱口さん、「あ、こんなに家族を大事に言う子初めてやって思って。この子と付き合ったら、親も大事にしてもらえると思った」と述べた。  もちろん、このふたりは結婚して幸せなのだから、何も言う必要はない。

男性はいまだに「うちの親のめんどうをみてくれる女性」という視点で見ることがある

介護、義母、嫁姑問題、車椅子

写真はイメージです(以下同じ)

 ここからは一般論だ。  こういう発言について、女性は反発、男性は「いい話」ととらえる傾向がある。  男性はいまだに結婚を決める際、心のどこかで相手を「うちの親のめんどうをみてくれる女性」という視点で見ることから抜けきれていない。一方で女性は、そうした男の視点に反発すると同時に、「大人なんだから、誕生日に実家に帰って親と過ごすのもどうかと思う」という声も発している。  逆に、男性が自分の誕生日を実家に帰って親と過ごすと言ったら、おそらくつきあっている女性はドン引きするだろう。「家族思いのいい人ね」というよりは、「いまだに実家べったりかい」とツッコミのひとつも入れたくなるところだ。

何かというと実家に帰ってしまう妻

父親のうつ病「自分の家族を大事にしているからといって、夫の家族も大事にするとは限りませんよね」  疲れた表情でそう言うのは、ヒロユキさん(38歳)だ。2歳年下の女性と結婚して5年、3歳になるひとり娘がいる。 「そもそも妻は出産後、半年もうちに帰ってこなかったんです」  結婚前から実家大好き、家族大好きだということはわかっていた。だからこそ、ヒロユキさんは彼女とならいい家庭を作れると思ったのだ。だが妻は、自分の家庭を作ることにはそれほど熱心ではなかった。結婚してからも、なにかというと実家に帰ってしまう。それでも子どもができれば変わるだろうと彼は信じていた。 「産後、半年たってようやく帰ってきたのですが、それからも『子どもが泣き止まないから、ちょっと実家に行ってくる』と連絡が入り、帰宅すると家は真っ暗。夜遅くなって、義父から電話がかかってきて、『今日は泊まっていくそうだから、ごめんね』と」  こんな状態では家庭がうまくいかない。そう感じた彼は、あるとき、妻とその両親を前に、自分たちの家族をきちんと作っていきたいから、あまりにも実家にべったりはやめてほしいと遠慮しながらも言ってみた。
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「今のうちだけよ、両親に孫をしょっちゅう見せてやれるのは」
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