「この言い草にカチンと来たらしく、『辞めた人間に何度も電話してくるほうが失礼でしょう。妹はもうお宅の社員じゃないのに葬儀よりも優先しろって何様のつもりですか? このことはそちらの本社に報告させていただきます』と言って電話を切っちゃったんです。で、兄に言われるがままに上司からの電話を着信拒否にしました」
兄は本当に会社ホームページの問い合わせから上司の一連の行動、言動についてクレーム。後日、連絡してきた本社の担当者に樹里さんからも改めて説明。その際、在職中に上司からパワハラを受けていて、それが原因で転職したことも説明したといいます。

その結果、人事部長からの謝罪があり、詳しい内容は聞いていないそうですが「今回のことは厳正に対処いたします」と上司にも何かしらの処分が下ったようです。
「兄はある企業のコンプライアンス部門に勤めていて、社内のパワハラやセクハラ問題も担当していました。それで上司の態度があまりに目にあまったみたいで。『ウチの会社にもあそこまでひどいヤツはいないよ』って笑っていましたけどね」
元上司とはいえ、会社を辞めたからには電話で対応する義理もありません。パワハラ上司なら連絡があってもスルーするのがいいかもしれないですね。
―シリーズ「
ブラックな職場がしんどい」―
<文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。