「シャンプーブラシ」使い方次第では炎症を起こすことも…プロが伝える正しい使い方
シャンプーブラシを使っている人が増えていると思いますが、みなさん上手に使えているでしょうか。
今回は、「シャンプーブラシの使い方」についてお話します。
【前回の記事を読む】⇒シャンプーブラシって実際のところ、何がいいの?プロが伝えたい2つのメリット
毛髪診断士として髪や頭皮のお悩み相談を受けていたとき、実際にお客様の頭皮をマイクロスコープでみたりしたのですが、なかには赤く炎症を起こしている方もいました。
原因はさまざまなのですが、シャンプーブラシを使っていて、頭皮を強くこすって使っているケースがありました。頭皮にかゆみがあったようで、単に強く擦ると気持ちが良いということと、かゆみの原因として何か汚れが残っていると思っており、強く擦ることでその汚れを落とそうと思っていたようです。
こういった場合、使っているシャンプーブラシがその方に合っているか確認した上で、使い方をアドバイスします。
シャンプーブラシの使い方にはガイドラインがあるわけではないので、あくまで個人的な見解ですが、まず大切なポイントが、ブラシの動かし方です。
シャンプーブラシは、ヘアブラシで髪をとかすときのようにスライドさせるのではなく、頭皮へあてたらタッチポイントを大きく動かさずに細かく動かして洗うことをオススメしています。
なぜなら、濡れた状態では、髪がとても傷みやすくなっているので、濡れた髪を摩擦しないようにおこなう必要があるからです。
また、個人差がありますが、頭皮には約10万本の髪が生えており、根元はとても密な状態といえます。その根元を洗うためには、スライドするような大きな動きよりも、タッチポイントはそのままで細かく動かすほうが、適していると考えるからです。
歯ブラシを想像していただくと分かりやすいかもしれません。並んでいる歯に対して大きく歯ブラシをスライドさせるよりも、1本1本の歯や歯間を意識して細かく動かしたがほう、汚れを落とせますよね。それに似たイメージです。

毛髪診断士・元井里奈(もといりな)
使い方を間違うと、頭皮が炎症を起こすことも
ポイント①ブラシの動かし方
シャンプーブラシの使い方にはガイドラインがあるわけではないので、あくまで個人的な見解ですが、まず大切なポイントが、ブラシの動かし方です。
シャンプーブラシは、ヘアブラシで髪をとかすときのようにスライドさせるのではなく、頭皮へあてたらタッチポイントを大きく動かさずに細かく動かして洗うことをオススメしています。
なぜなら、濡れた状態では、髪がとても傷みやすくなっているので、濡れた髪を摩擦しないようにおこなう必要があるからです。
また、個人差がありますが、頭皮には約10万本の髪が生えており、根元はとても密な状態といえます。その根元を洗うためには、スライドするような大きな動きよりも、タッチポイントはそのままで細かく動かすほうが、適していると考えるからです。
歯ブラシを想像していただくと分かりやすいかもしれません。並んでいる歯に対して大きく歯ブラシをスライドさせるよりも、1本1本の歯や歯間を意識して細かく動かしたがほう、汚れを落とせますよね。それに似たイメージです。
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