アメリカの伝説的なロック歌手エルヴィス・プレスリーの一人娘リサ・マリー・プレスリーが、今月12日（現地時間）、54歳で死去した。亡くなる2日前には、ゴールデン・グローブ賞の授賞式に出席していた。死因の特定が進められる中、父エルヴィスや最愛の息子が眠る敷地内に埋葬された。 　先週亡くなったリサ・マリーが19日、米テネシー州メンフィスにある邸宅「グレイスランド」の敷地に埋葬された。『エンターテイメント・トゥナイト』など、現地の複数メディアが伝えた。グレイスランドには、父エルヴィス、エルヴィスの両親や祖母、そして2020年に自死したリサ・マリーの息子ベンジャミンも眠っている。 　かつてはエルヴィスの自宅だったグレイスランドだが、本人が死去した後は娘のリサ・マリーが相続。その後、博物館として一般公開されることになり、現在では観光名所となっている。エルヴィスファンで知られる小泉純一郎元首相も、2006年に訪米した際に訪れて話題になった。 　グレイスランドは今後、リサ・マリーの3人の娘たちに託されることになったという。 　リサ・マリーは、10日に開催されたゴールデン・グローブ賞に出席。映画『エルヴィス』のスタッフやキャストの応援に駆け付けた彼女は、主役を務めたオースティン・バトラーが主演男優賞を獲得した際には、涙を浮かべながら喜ぶ様子もキャッチされていた。

Priscilla Presley, 77, and daughter Lisa Marie Presley, 54, break down in TEARS at Golden Globes https://t.co/7JZfwvxFBS

— Daily Mail Celebrity (@DailyMailCeleb) January 11, 2023

　自宅で心肺停止の状態で発見されたのは、それからわずか2日後の12日だった。報道によると、異変に気が付いた家政婦が通報し、現場に居合わせたリサ・マリーの元夫ダニー・キーオが心肺蘇生を行ったという。救急隊員が到着後にはいったん脈を取り戻し、一命をとりとめたものの、その後搬送された病院で死亡した。 　ロサンゼルスの検察医は、死因の特定までには「さらなる調査が必要」との見方を示し、今のところ死亡に至った原因を明らかにしていない。