元子役、5歳でマクドナルドから訴えられた事件を語る「本当に笑えるんだけど」
4歳でスカウトされ芸能界に入った米女優サラ・ミシェル・ゲラーは、デビュー直後からテレビやCMで活躍。けれども、ハンバーガーチェーン大手『バーガーキング』の宣伝に出演したことで、わずか5歳の時にマクドナルドから訴えられてしまったという。ただ現在45歳になったサラにとっては、それも“面白い昔話”になっているようだ。
1997年から2003年にかけて放送された米人気ドラマ『バフィー~恋する十字架~』で大ブレイクし、日本が舞台のホラー映画『THE JUON/呪怨』や『呪怨 パンデミック』などでも知られるサラ。4歳でデビューして以降、俳優として着実にキャリアを重ねてきたが、子育てに集中するためいったん活動を休止することを決断。しばらく表舞台から遠ざかっていたが、昨年からネットフリックス作品で本格復帰を果たしている。
そんなサラが先日、オンラインメディア『バズフィードUK』のインタビューに登場。このなかで、1980年代に出演したバーガーキングの宣伝がきっかけで、マクドナルドから訴えられたことについて語った。
「本当に笑えるんだけど、それはバーガーキングの大々的なキャンペーンだった。そのとき私は5歳だった」
「宣伝で競合他社の名前を言ったのは、私が初めてだったの。それで、マクドナルドが広告会社とバーガーキング、そして私を訴えたのよ」
「でも私がすごく憶えているのは、私は当時ファストフードをあんまり食べていなかったから、あのときはただハンバーガーが欲しいと思っていたこと」
「ママがハンバーガーを食べていいって言ったから、すごく興奮していたわ」
「そしてその日に学んだことは、CMのためにハンバーガーを作る際、完璧で美しく見えるように、種を接着剤でくっつけて、シェラックニスを塗り、そこに色を塗っているってこと。みんな、TVってリアルじゃないのよ」
それにしても、マクドナルドが5歳の子供を訴えるほど問題視したCMとは、一体どのようなものだったのだろうか?
現地メディアによると、当時まだ幼かったサラは、あどけない表情を見せながらも、バーガーキングの店舗前で商品を宣伝。テイクアウトのハンバーガーやドリンクが置かれたベンチに座り、「マクドナルドのパティはバーガーキングよりも20%以上お肉の量が少ないんですって」「信じられない!」などとアピールしていた。
「ハンバーガーを食べていい」って言われて興奮したけど…
「マクドナルドのパティはお肉の量が少ない」
それまで米TV局で流されていたCMは、競合他社の製品を暗にディスることはあっても、企業名を名指しすることはなかったという。そのため、このバーガーキングのPRは波紋を呼び、マクドナルドが訴訟を起こす事態にまで発展した。 CMに出演していたサラは「業界で初めて広告でライバル会社の名前を言った人物」となり、バーガーキング、広告会社とともに訴えられた。 彼女がこの問題について発言するのは今回が初めてではなく、2004年にも英紙『The Sunday Express』に対し、次のように語っていた。 「(訴訟が続いている間は)マクドナルドに行くことを禁止されていた。子供時代、友達の誕生日パーティーといえばマクドナルドで開かれていたけど、それにも出席できず、たくさんのアップルパイを食べ損ねた。つらかったわ」Sarah Michelle Gellar: McDonald’s sued me when I was 5 over Burger King ad https://t.co/7L5b72pcNI pic.twitter.com/8J3ykxN8xT
— New York Post (@nypost) February 7, 2023
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