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40歳、改名、芸能生活20周年…節目の1冊「だけど、僕のアップが少ないんです」新生・新木宏典が込めたこだわり

7月31日に『フォトブック「“新”発見 丹波ガイド」』を発売する新木宏典さん。 フォトブックとしては珍しいガイドブックスタイル、それもフィーチャーするのは新木さんのふるさと・兵庫県丹波市。同著には丹波のショップや観光スポット、そして風景がぎゅっと詰め込まれています。 先日、40歳の節目となるタイミングで、荒木宏文から改名した新木さん。フォトブックにはどのようなこだわりを込めたのか、お話を伺いました。
新木宏典

新木宏典フォトブック「“新”発見 丹波ガイド」(東京ニュース通信社)

【画像をすべて見る】⇒地元・丹波で撮影した新木さんの撮り下ろしカット

あえて「ガイドブック」とした理由

――今回のフォトブック、新木さんの地元・兵庫県丹波市を紹介する内容にしたのは、どういった経緯があったんでしょうか。 新木宏典(以下、新木):「フォトブックを作りませんか」というお話をいただいたのが、コロナが5類に移行する話が上がっているぐらいのタイミングでした。アニバーサリーなので、そこで普通にフォトブックを出すのも意味はあるかもしれないけれど、なにかもうひとつ、この本を手に取る目的があったほうが作る意味があるな、と思ったんですね。 物価高であったり、海外に行くことに対してまだ抵抗があったり、円安のことも考えると、国内旅行というのは、身近なひとつの娯楽にはなるのかな、と。そのときに浮かんだのが地元の丹波でした。 新木宏典――拝見すると、本当に丹波のいろんな場所が。 新木:これまで地元の魅力を聞かれると「いやうちみたいな田舎は……」って言っちゃうから難しいな、と思ったんです。 だからと言って、僕のゆかりの土地で撮ってしまうと、集まるはずのないところに人が集まって、地元の人に迷惑がかかるかもしれない。だから、ちゃんと人が集まってほしいと思ってくれている場所を観光案内した方が、地元で撮る意味にも繋がってくるかなと思い、観光協会の方にも協力してもらいました。結果、これだけ魅力的な場所があるのかと知ることができました。 ――地域活性につながってほしい、という気持ちもあったんですね。 新木:地域活性……いや、活性するのかな?(笑) でも活性すればいいなと思ってくれたからこそ、観光協会も協力してくれたということはあるのかなとは思っています。だから、もちろんそうなればいいなという願望はありながらも、そこに目的を置かずに作りました。 新木宏典

「フォトブックなのに、僕のアップが少ないんです」

――撮影自体はやっぱり普段とは違いましたか。 新木:そうですね、勝手の違いはおそらく出版社が一番感じたんじゃないかな(笑)。フォトブックを作る気なのに、なんで新木さんあんまりアップで映ってないんだろう、って。 新木宏典――そうですね。景色の写真もすごく多くて。 新木:そう、僕がメインではなくて、丹波に馴染んでいる僕がいる、ということを見てもらう写真の方が多いので、フォトブックより、ガイドブックの写真に新木が入り込んでいるイメージです。僕のアップが多いと、ファンの方は喜んでくれても、丹波市のガイドブックになり切れないんですよね。欲しい情報が伝わりきらないんじゃないか、ということがあったので、僕よりも丹波の風景を押し出してください、ということは、意識的に狙ったところです。 新木宏典
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家族、友人を感じる内容に
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フォトブック「“新”発見 丹波ガイド」
●発売日 : 2023年7月31日(月)※一部、発売日が異なる地域がございます
●定価  : 4000円
●撮影  : MARCO/吉田一之
●発行  : 東京ニュース通信社
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