“断れない人”や“怒れない人”が、生きやすくなるために試してほしいこと。愛想笑い以外の笑顔が増える
『いちばんすきな花』(フジテレビ系)が12月21日に最終回(11話)を迎えた。2022年に大きな話題を集めたドラマ『silent』(同)のプロデューサー・村瀬健と脚本家・生方美久が再びタッグを組んで制作された同作は、放送前から話題になっていた。
10話では春木椿(松下洸平)が引っ越しを決意したことにより、椿、潮ゆくえ(多部未華子)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)の4人は、これまで集まっていた場所を失うことに。11話前半では、一時的に4人で一緒に椿の家で生活したり、椿の引っ越しを手伝ったりなど、残された時間を共に過ごした後、名残惜しくも“部室”との別れを告げる。
誰かとの「2人組」を作ることに苦労していた4人ではあるが、心を許せる友達と出会えたことによって以前よりも成長した姿を見せてくれる――と思われたがその予想は大きく裏切られる。
11話中盤では、ゆくえは地元の微妙な距離感の友達の結婚式に招待され、本当は参加したくないものの不参加だった時にどのように思われてしまうのか気になってしまい踏ん切りがつかない。椿は社内で雑用を押し付けられるも、“無個性のいい人”と思われたいために断れずにいる。夜々は上司にダル絡みされるが、愛想笑いを浮かべるだけで振り払うことはできない。紅葉は10話で失礼な態度を見せたバイト先の同僚に対して怒ることもなく“なあなあ”にすませる。
大人はそう劇的に変わるものではない。ただ、彼/彼女らに対する周りの反応には、救いも見られた。
心を許せる友達と過ごした“部室”を去る
断れない、怒れない。変わらない4人だけど
11話中盤では、ゆくえは地元の微妙な距離感の友達の結婚式に招待され、本当は参加したくないものの不参加だった時にどのように思われてしまうのか気になってしまい踏ん切りがつかない。椿は社内で雑用を押し付けられるも、“無個性のいい人”と思われたいために断れずにいる。夜々は上司にダル絡みされるが、愛想笑いを浮かべるだけで振り払うことはできない。紅葉は10話で失礼な態度を見せたバイト先の同僚に対して怒ることもなく“なあなあ”にすませる。
大人はそう劇的に変わるものではない。ただ、彼/彼女らに対する周りの反応には、救いも見られた。
| | 『いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)』 「男女の間に、友情は成立しますか?」フジテレビ系木曜10時ドラマに共感の声が続々! SNSで話題沸騰! いちばん「語りたくなるドラマ」のシナリオブック完全版。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠 主演!『silent』の村瀬健プロデューサー×脚本・生方美久が“クアトロ主演”という新しいスタイルで描く、年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語。 |
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