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「実家が裕福なのがイヤだった…」39歳・人気俳優が明かす“逆コンプレックス”と、それでも感謝を忘れない理由

2000年にドラマデビューを飾り、2025年は25周年のメモリアルイヤーを迎えた勝地涼さん(39)。舞台では、2004年の初舞台を共にした劇作家・岩松了さんが作・演出の舞台『私を探さないで』で主演を務めました。さらに2026年1月期には、主演ドラマ『身代金は誘拐です』(瀧本美織さんとのW主演)も控えています。 1221_勝地涼さん②スクリーンでは、出演作『新解釈・幕末伝』が公開中。本作でW主演を務めるムロツヨシさん、佐藤二朗さん、そして共演の山田孝之さんについて、「僕みたいなのが語るなんておこがましいくらいの絆がある」と語る勝地さん。 今回は、そんな勝地さんに大好きな人、親友、そして尊敬する先輩たちについて話を聞きました。

僕はコメディを愛しているんです

1221_勝地涼さん⑤――ムロさん、佐藤さん主演の福田雄一監督最新作『新解釈・幕末伝』では、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を演じています。同じく福田監督の『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)でも将軍役でした。 勝地涼さん(以下、勝地):福田さんが、「将軍は勝地がいい」と言ってくれたので嬉しかったですね。 ――本作もコメディ作品ですが、しっかり作り込まれた衣装やセットが印象的です。さらに勝地さんの登場シーンは、ほかの場面とは雰囲気が異なりました。 勝地:そうですね。衣装あわせにも十分な時間が割かれていて、衣装やセットの力は大きかったです。あそこは「一切ふざけないでほしい」というオーダーで、映画のコンセプトにある「真面目な部分」と「コメディのバランス」のうち、真面目な部分を担う役割でした。 ――出演時間は短いですが、今回の作品に参加できたことについての思いは。 勝地:ムロさん(坂本龍馬役)と二朗さん(西郷隆盛役)が主役で、そこに重要なキャラクターとして山田さん(桂小五郎)も入ってくる。僕みたいなのが語るなんておこがましいぐらいの絆がある。そんな3人の再共演が叶った作品に参加できたことが、本当にうれしい。ただ、今回、僕は絡みがなかったので、次はまたしっかり絡みたいです。 1221_勝地涼さん⑧――できあがった作品をご覧になった感想は。 勝地:僕はコメディを愛しているので、すべてが豪華でとにかく面白かったです。でもやっぱりムロさん、二朗さん、山田さんが会話している場面が本当に面白く、それぞれが真剣に作りこんだことが伝わってきて、とてもかっこよかったですね。

かつては「実家が裕福」と言われてイヤだった時期も

1221_勝地涼さん⑨――将軍役でしたが、勝地さんご自身、裕福なご実家で育ったというお話を聞いたことがあります。 勝地:そうですね。自分も隠してはいませんが、昔はすごくイヤでした。 ――そうなんですか? 勝地:芸能界って、地方から出てきて苦労している人が多いですよね。堀越高校での同級生も東京に出てきて寮から通っている人が大半でした。そういう話を聞くと、逆コンプレックスがあったんです。 「どこ出身なの?」と聞かれて「東京です」と答えると「ああ……」みたいな感じがあって(苦笑)。でもある時から、逆コンプレックスもハングリー精神につながると考えられるようになりました。 ただまあ、どう考えても恵まれてはいますからね。裕福すぎるというわけではありませんが、学校にも普通に通い、食事や生活に困ることもありませんでした。その環境に感謝することを忘れないようにしています。
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大好きな人には大好きと伝えたい
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