「高橋一生じゃなく松坂桃李!?」『耳をすませば』実写化への期待と不安
『耳をすませば』が清野菜名(25)と松坂桃李(31)のW主演で実写化されるというニュースが発表されました。
1989年に『りぼん』(集英社)に掲載された柊あおいの漫画『耳をすませば』は、その後1995年にスタジオジブリでアニメ化され熱狂的なファンも多い作品です。その実写化が公開されるとの情報にネット上では期待と同時に不安の声が上がっています。
図書カードを通じて出会った月島雫と天沢聖司の2人が、いつしか共に夢を追いかけ恋愛関係になる、というアニメ版のストーリー。作品の名場面や名セリフは今でも多くのファンの胸に刻まれているでしょう。中学生にして自分の夢に向かってひたむきに努力する主人公2人の青春が爽やかに描かれています。
松坂演じる天沢聖司は15歳にしてバイオリン職人を志し、イタリアへ留学するという早熟ぶりで、ジブリきってのイケメンキャラクター。そして、そんな天沢聖司に魅かれるうちに、自分も小説家を志し本気で打ち込んでいくのが清野が演じる月島雫。
実写版のこの配役については様々な意見が寄せられました。
ファンに聞いてみると、「そもそも松坂桃李じゃない。『耳すば』はあの物語の続きを想像するのがいいのであって、10年後を映像で正解を出されても……。しかも松坂桃李は31だし、インテリ感が足りない気がする。それに天沢聖司の唯一無二の性格の悪さは現実では出せない」(31歳・会社員)という辛辣な意見も上がりました。
さらに今回の実写化では、アニメ版で描かれた中学生時代に加えて、その10年後が平行して描かれるという発表もあり、
「若い2人の未来を想像する余白がなくなってしまいました。大人になって恋愛で揉める雫と聖司なんて見たくないし、2人の夢が叶って結婚していたとしても、それはそれで嫌です。最近CMでよくある未来版みたいで複雑な気持ちです」(36歳・男性・既婚)
「作家を目指してたはずの雫が編集者になっているのがまず気になります。しかも、聖司は海外に行ったまま。
イタリアで弟子入りしたからには早々戻れるわけではないだろうし、『(結婚は)一人前になったら……』と言っていたし、けじめとか大切にしそうな小恥ずかしいことを平気でやってのける聖司なので、まだ結婚していないにしても、二人には同じ方向を向いたままでいてほしい。
アニメの青臭さを超える、大人になってもド青春な1ページ的なシーンがあることを期待します!」(25歳・会社員)
と、ストーリーについても不安と期待の入り混じった声がありました。
甘酸っぱい青春時代を切りぬいたアニメ版に、10年後のオリジナルストーリーが付け加えられるという報道に、興味を惹かれた人がいた反面、実写版のオリジナルストーリーが、自分の好きだったアニメ版も台無しにしてしまうのではないかという危機感を抱いた人も少なくないようです。
配役に寄せられるファンの不安
オリジナルストーリー投入でどうなる
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