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夫の年収2500万円でも幸せじゃない妻の不満とは

相変わらず婚活ブームが続いているが、結婚ってしなくちゃいけないの?そんなにいいもの? 100組のアンケートと8組への取材で、その満足度と、幸せになる結婚の条件を探ってみた。

お金とSEXがかすがいです

●早苗さん(仮名・32歳・主婦)の証言 結婚生活「お金がなかったら、結婚生活はないと思う」こう断言するのは結婚3年目にして現在第2子を妊娠中のセレブママ、早苗さん。地方局アナウンサー時代に知り合った10歳上の夫は、起業家で年収は約2500万円。現在、夫名義の高級マンションに1歳の子供と3人で暮らし、車は高級外車を3台所有。  夫からは、家賃とインフラ代を除く月30万円の生活費を渡されすべて使い切り、夫名義のカードで洋服も購入。さらに高額なブランド品をポーンと買ってもらったり高級料亭に連れていってもらったりと、誰もが羨むセレブ生活だ。  だが、早苗さんは自身の結婚生活を「50点」と辛口採点。 「家事育児は100%私負担で、彼だけが独身のように自由を謳歌している。毎日朝まで社員を連れて飲み歩き、キャバクラに行けばアフターまでして朝帰り。家にいるときは寝ているかテレビで、身重の私が車を出してと頼んでも、『酔ってるから』と言って動かない。私が高熱を出した夜も100回くらい電話をしたのに、女のコの手前か、最後まで出てくれなかった。『ラブホに一人で泊まってた』とか言うこともあるし。でも浮気はしてないと信じてます」  ここまで非協力的だと、せっかくのセレブ妻でも、息抜きの外出もままならず、復職も望み薄だ。  腹に据えかね文句を言おうものなら、罵詈雑言で応酬される。 「『ならもう出てっていいよ。ここ俺の家じゃん』、『じゃ、今年中に離婚ね』と、しゃあしゃあと言うの。小さい子供を抱えて出ていけないって、わかったうえで言ってるのね。『このクソ豚野郎!』って言い返してやったわ。早く死んでほしくて、化学調味料をこれでもかと入れたおかずや、消費期限を7日過ぎたお肉を炒めて出したこともある。でも、酒飲みでいつもお腹が下ってるから気づかないの。夫は無呼吸症候群だから、呼吸が止まったときに、気道が塞がるように頭の位置を高くしていたこともあるわ。それでも生きているのよ。しぶといヤツ!」  激しいバトルを交わしながらも、「1年に1~2回お風呂を洗ってくれたり、ハワイに別荘を買ってくれたり、たまにはいいところもあるの」という。性生活も順調のようで、「ちょっと前までは週3回、今は妊娠中だから月3回程度。私、エッチが好きだから、スケスケの下着で乗っかっちゃうの。エッチがあるから仲直りできるというのもあるかな」と、笑みをもらす。  まれに見せる夫の気遣いとSEX。そして潤沢な生活資金が夫婦を繋げる細い糸となっているのだ。 「やっぱりこの生活は恵まれていると思う。同僚や友達よりいい暮らしができているし。槇田家に就職したと思って割り切ることにしたわ。これでも結婚前に比べれば、暴言も女遊びも減ってきたのよ。毎朝必ず家に帰ってご飯を食べるなんて、結婚前は考えられなくて、『プロポーズされたらこっぴどく振ってやろう』と考えて、ゲーム感覚で付き合ってたの。だけど妊娠したから、結婚したのよね」  第2子を妊娠した現在、心境に変化が訪れたという。「最近は、生かし続けようと思ってるわ。だって彼がいるほうが収入は途切れないでしょ(笑)」 ― 結婚生活[リアル満足度]白書【6】 ―
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