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「昔のキャバ勤めがバレて結婚がパーに」パワースポットにすがる36才の焦り

 以前に比べ、参入へのハードルが下がったと言われている水商売の世界。キャバクラ嬢をはじめ夜の仕事についている女性は、一定の年齢を超えても、ずっと働き続けることができるのでしょうか?もし辞めた場合は、職業・結婚など、どういう人生設計を描くのでしょうか?  9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の調査(※)で、18~34歳の独身男女のうち<交際相手なし>が男性69%、女性59%と、過去最高を記録しています。  いまや普通になった<彼・彼女がいない>独身は、どんな人で、なぜいないのか、その恋愛歴や結婚観は?といったことを取材してみました。
キャバ嬢

写真はイメージです

友人の失態で逃した結婚のチャンス

「結婚したいです」  潤んだ瞳でそう言うマコトさん(仮名・36歳)は、濃いめのメイクが映える顔立ちのスレンダー美女。男性ウケがよさそうに見えますが、恋人がいなくなって5年になるといいます。 「その彼とは職場恋愛で1年半ほど付き合っていました。正義感の強い人で、まじめで男気のあるところが大好きでした」  当時、一般企業でOLをしていたというマコトさん。職場でも公認だった彼との交際は順調で、結婚も考えていたほど。しかし、ひょんなことからマコトさんの過去を知った彼は態度を急変し、別れを切り出したといいます。 「20代半ばまでキャバ嬢してたんです、私。彼は水商売に嫌悪感を抱いている人だったから内緒にしていたのですが、大勢で飲んでいたとき、友人が酔った勢いで昔の話を持ち出しちゃってバレました」  学生時代、お金欲しさに足を踏み入れた夜の世界。就職活動に苦戦したことも相まって、そのまま煌びやかな世界に身を置いていましたが、客のストーカー行為に悩まされて退職することに。その後資格を取得し、昼の仕事に転職をして彼に出会ったそうです。 「キャバを辞めたときに身辺整理もしたので、バレない自信はあったんですけど。まさか友人がやらかすとは思いもしませんでしたね」

どんなにモテても、理想の相手は現れず……

 彼との別れで職場にも居づらくなり、退職。その後いくつか昼の仕事に就きましたが、恋人はひとりもできませんでした。  とはいえ、モテないわけではありません。この5年、新しい職場や友人の紹介、出会いの場などで大勢の男性と知り合い、言い寄られたり、交際を申し込まれたりはしたとのこと。しかし……。 「私が言うのも変ですけど、付き合うなら浮気や女遊びの心配がない人がいいし、お金も大切に使える人がいいんです。それこそ、キャバ嬢に鼻の下を伸ばしたり、キャバクラで豪遊したりしない人(笑)。でも、なかなかいないんですよねぇ」  ルックスのせいなのか、はたまたオーラのせいなのか、マコトさんに言い寄ってくる男性は、なぜかほとんどが理想と真逆のタイプ。まるで「キャバ嬢時代の客みたいな人ばっかり」なのだそう。 「友だちとして遊ぶには最高に楽しい人たちなんですけど、恋人とか旦那とかは絶対ムリ! 元カレみたいに誠実な人がいいのに、そういう人にはフラれちゃうんですよ」
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