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セカンドバージン16年間のバリキャリ女性。婚活に励むも韓流にハマり…

一方で、キャリアアップは順調

 まさか、婚活で自分の経歴が裏目に出るとは思わなかったヒロコさん。その後も、婚活を繰り返しますが良い出会いにめぐり会えないまま今に至るといいます。 「でも、仕事のキャリアアップはできたんですよ。34歳のときになんとなく転職を考えていた頃に、今の会社に声を掛けられて役職候補として入社させてもらえることになったんです。  前の会社ほど有名でなはいし、海外赴任や出張もないので婚活パーティーでも引かれることはないかな、とも思いましたし。前の会社のように技術者だけの職場とは違い、飲み会やコンパも多いのですが、それでも良い男性にはなかなか巡り会えないんですよね……」  実はヒロコさん、ここ数年で恋愛に対する考え方がすっかり変わってしまった……というのです。

韓流ドラマにドハマり。理想だけ高くなり…

コロナ前は新大久保の韓国料理店でイケメン店員を探すのも好きだったというヒロコさん(左)

コロナ前は新大久保の韓国料理店でイケメン店員を探すのも好きだったというヒロコさん(左)

「数年前から韓流ドラマにハマっちゃって(笑)。韓国の男の子がカッコ良すぎて、理想がどんどん高くなってしまったんですよね……。こんな風にドラマティックな恋愛がしたいと思って、去年は韓国に5回も旅行しちゃいました。そのせいか、婚活パーティーに行ってもいまいち妥協できなくなってしまいましたね。  友人には『理想ばかり追いかけてないで早く彼氏見つけなさい』と言われて、自分でもどうにかしなきゃいけないというのは分かっているんですが。今はコロナでテレワークになったから、家にいる時間が長すぎて……、この1か月半の間に15本の韓流ドラマを見ましたね」  長期間、生身の男性と付き合っていない「セカンドバージン」の女性が、理想だけがやたら高くなりがちだというのは、よく聞く話です。  そこから男性と交際をして結婚……となると、かなりハードルが上がってしまうような気もします。しかし、今は新型コロナウイルスの影響で婚活パーティーに行くのも難しくなっている状況です。ムリに焦らずに、ヒロコさんのように「今を楽しむ」のも独身女性の処世術かもしれません。 <文/結城>
結城
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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