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家事でモメない収納にはコツがある。ゴロゴロ夫を変える部屋の作り方

「しまう場所がママしかわからない」はNG

「家事シェアが上手にできない部屋は、ほとんどの収納が“ママの管理”などになってしまっている場合です。ママに最適化された収納などはママにとっては使いやすいですが、家事シェアには向いていないことがあります。  たとえば衣類収納などは、書籍でも触れている通り、個々が自己管理できるようにしておかないと家事シェアは難しいです」  また、共有の物(洗剤や食器など)は共有スペースに収納するわけですが、その場合、「ひと目でしまい方がわからない状態はモメるもとです。『この食器は引き出しなのに、どうしてここにしまってるの?』というように。ラベリングなどで、見た目ですぐわかるようにするなどの工夫が必要です」

2)ファミリーワードローブ=衣装部屋を作ろう 

 個人別スペースとはいえ、いろんな部屋に分散させると、かえって使いにくいことがあるそう。 「特に衣類は、『ママの服は洋室、子供の服は子供部屋』のように分散してしまっているケースが多いのです。ですが、それぞれの部屋に洗濯物をしまいにいったり、子供とお風呂に入る前にあちこちから肌着とパジャマを集めたりするのも、毎日のことなら手間になります。  この問題を一気に解消してくれるのが、ファミリーワードローブです。一部屋をまるごとワードローブに見立てて、衣類を一元管理してしまう方法。つまり衣装部屋です」  もちろん、使える部屋がない場合は無理ですが、もし活用できてないムダ部屋があるなら「衣類は一部屋にまとめ、そのなかで個人別スペースに分ける」のがいいそうです(その部屋に、掃除道具や本棚などをまとめるのもアリ)。 衣装部屋 そこで役に立つのが「突っ張りパイプハンガー」です。 「突っ張りパイプハンガーで、壁面が大容量のクローゼットに変身!出し入れも簡単で、たくさん収容できますよ。  メタルラックやエレクターでもかまいませんが、サイズを調整できる突っ張りパイプハンガーがイチオシ。お引越しするときも汎用性が高く便利です」
ウォークイン突っ張りハンガー

ウォークイン突っ張りハンガー(dinos)。右側のものが19,668 円(幅111~200cm、画像はAmazonより)

 衣類をまとめることで、生活ストレスも減るそう。 「以前お会いした家族は、パパが仕事から帰ってくる時間に、ママとお子さんはもう寝室で眠っていました。パパは着替えたくても、服は寝室のウォークインクローゼットの中。物音がしたら起こしちゃうかもと気を遣って、着ていたジャケットなどは仕方なくリビングに。そのうち、リビングがパパの衣類だらけになってしまいました。 『そこにクローゼットがあるから、服を入れる』という発想ではなく、『どこに衣類を置いたら暮らしやすいか』という発想で衣類置き場を決めれば、洗濯も着替えもずっと楽になりますよ」
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お料理を手伝える作業台を置く
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