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Go toトラベルは間違い英語。政府が推す「ワーケーション」って何?

Covid-19 と コロナ、どう違う? 海外でコロナを使わない理由

 一方、日本でよく耳にする「With Corona(ウィズ・コロナ)」はあまり英語圏には広まっていないようです。  アメリカで日本語教師をしている日本人女性(36)に話を聞いてみると、「そもそもこちらではCorona(コロナ)ではなく、Covid-19(コビッドナインティーン)を使っています」とのこと。
コロナ休業

写真はイメージです(以下同じ)

 ボストンで不動産業を営む米国人(40)は「With Corona」という表現と、日本政府の打ち出す「コロナと共に生きていく」とのメッセージについて、次のように話してくれました。 「今のところは、個人で気を付けて行動すること以外に私たちができることはないわけですから、ポジティブな考えである『コロナと共に生きていく』には共感します。ただ、『With Corona』ではなく『With Covid-19』と表現した方がいいかもしれませんね」  WHO公式サイトによれば、「Covid-19はCoronavirus disease 2019(コロナヴァイラス・ディジーズ2019)の略」。試しにググってみると、「Coronavirus」では約30億件だったのに対し、「Covid-19」は約152億と5倍の検索結果となりました。  しかし、この結果はただ「Covid-19」の方が短くて済むという理由だけではなさそうです。  前述の男性いわく、「英語圏では人名にもなり得るCoronaではなくCovid-19を使うことで、風評被害や誹謗中傷をなくしたいメディア側の思惑があるのでは?」とのこと。  そんな心遣いもあってか、海外では「Post Covid-19」が「With Corona」に近いニュアンスで使われています。
新型コロナウイルス スーパーマーケット、マスク、買い物

写真はイメージです

 その半面、「コロナとの共存なんてまっぴらゴメン」と考えるアメリカ人は多く、また「コロナはフェイクニュースだ」と思っている人も一定数いるようだと、米国在住の日本人主婦(38)はいいます。 「まだまだマスクをしていない人を見かけます。その人たちは違った意味で、『コロナと共に生きていく』のでしょうね。マスクは自分が感染しないためのものではなく、周囲に拡散させないためだというのを分かっている人も少ないと思います。  それに、マスクの着用の仕方も分かっていない人は多いですよ。だって、鼻だけマスクで覆(おお)っている人をよく見かけますから」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 Source:『Urban Dictionary:Workation』『Urban Dictionary:Homecation
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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