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月給15万のシングルマザー、親への仕送り月5万も。“2世代貧困”の苦しさ

23歳のときに父が病死して歯車が狂った

 しかし、普通の親であればシングルマザーの娘に援助をしても逆に仕送りを求めたりはしないはず。実家はなぜここまで困窮しているのでしょうか? 「もともと、実家は特に裕福ではなかったけど貧しいわけでもなく、ごく普通の家庭だったんです。私はそんなに勉強は得意ではなかったですけど、志望していた専門学校の学費はちゃんと親が払ってくれました。でも、私が23歳のときに父が病気で亡くなり、それから歯車が狂っていったんです」
お葬式

写真はイメージです

 父親の遺産や保険金はそれなりの額があり、それがあれば本来なら母親ひとりでも老後の生活に困ることはありませんでした。ところが、何を思ったのか母親はそのお金を計画的に使おうとはしませんでした。1500万円ほどあったお金は、父親が亡くなって7年ほどできれいさっぱりなくなってしまったというのです。

父の遺産をすべて使い果たし、借金がある母

「当時、私は30歳になったばかりで子供を保育園に預けて働きに出ていたのですが、母から仕送りをしてほしいと連絡があって、聞いたら『お父さんの遺産はもうないの……』って言うじゃないですか。実家に戻って通帳を見たら本当にお金がないし、それどころか実家を担保に約600万円の借金を抱えていて、その返済も滞納していたんです。  あまりのショックで目の前が真っ暗になりました。実は、私もこのときにはじめて知ったのですが、母はお金の管理が苦手で毎月必要な分だけ父が渡していたそうなんです。そのことを知っていれば私が管理していたのですが、父はある日突然倒れてそのまま逝ってしまったので……」  秀美さんは一人っ子なので母親と同額の遺産を相続したそうですが、別れた夫は結婚中に彼女を勝手に連帯保証人にして借金。その返済と離婚後、子供がまだ幼かったので働きに出られず、生活費に充てていたため、母親の借金を知った時点で自身の遺産も半分も残っていなかったそうです。 「母の借金を代わりに支払って、私が相続した遺産もほぼ使い切ってしまいました。母親は月々の生活費にすら困っているのでパートに出てもらいましたけど、持病を抱えていて、そこまで無理はさせられません。生活保護の申請は母に強く拒否されてしまったこともありますが、それ以前に、調べてみたらウチは条件を満たしていなかった。だから私が援助するしかなかったんです」
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再婚前提の交際の申し込みを断ってしまった
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