Beauty

乾燥肌かどうかは“手のひら”で分かる。保湿をサボると大変なことに

化粧品選びは「気持ちいい、効きそう」を大切に

 手のひらの親指のつけ根をチェックすることは、化粧品選びの基準にもなるとのことです。
花房火月医師

花房火月(はなふさ・ひづき)医師

「自身が乾燥肌だとわかったうえで化粧品選びに迷ったとき、決め手となるポイントがあります。『使っていて気持ちがいい、効きそう』と感じるアイテムを選ぶことです。  みなさんは、『プラセボ効果』という言葉をご存知でしょうか。これは、『頭痛がする』という人に、『これはすごくよく効く薬ですよ』といって与えると、たとえそれが小麦粉の固まりだったとしても頭痛が治ることがあるという、人間の心の持ちようが体に影響するさまを表す言葉です。プラセボは、非常に強力な効果があります。大きな違いをもたらした事例を、私は数千人も見てきました。頭痛以外にも、血圧、コレステロール値でさえ、改善されてしまいます。  現代では、プラセボと比較していない臨床試験は、医学界ではほぼ相手にされません。気持ちというのは、これほど私たちの体に強く働きかけるものなのです」

直感を信じて試してみるという方法も

化粧品選び 乗り物の酔い止め薬ではなく、風邪薬をわたして「これを飲むと酔い止めになる」と飲んでもらうと乗り物酔いしなかった例もあるといわれている「プラセボ効果」。余談ですが筆者は以前、同棲していた相手が花粉症にかかり、毎晩、筆者自身がアレルギー性鼻炎薬を手渡していたことがあります。2週間ほど経ち、相手が「花粉症が楽になってきた」と言い始めた頃でしょうか。薬のパッケージを見たら、「風邪薬」と記載されていたのです……! 筆者に悪意はありません。単なるパッケージの読み間違い。これぞ「プラセボ効果」!? 花房先生も「そのとおりです」と言います。 「皮膚科学の製薬会社マルホでは、新しく発売するニキビ用の医薬品の臨床試験で、プラセボ(本当は効果がないもの)をつけたとしても、40%の人にニキビの改善が見られたと発表しました。ですから、たとえ薬機法上『化粧品には医学的な効果があってはいけない』という事実があったとしても『効果がありそう』『使ってみたい』と思ったものであれば、信じて試してみる、という方法もアリではないでしょうか」 <花房火月 取材・文/内埜さくら>
花房火月
(はなふさ・ひづき)はなふさ皮膚科理事長。2006年東京大学医学部医学科卒業後、がん研有明病院や東京大学医学部附属病院などでの研修を経て、東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線レーザー科・助教。2011年、三鷹はなふさ皮膚科を開設の後、東京・埼玉で7院を開院。難治性の皮膚疾患をはじめ、薄毛、シミ・シワなどの美容皮膚科にも取り組む。著書に『やっぱり美人は、かかりつけの美容皮膚科を持っていた』など。
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