「女性はうそつける」杉田水脈議員のトンデモ発言歴に見る、ネトウヨ姫の頭の中
自民党・杉田水脈(みお、53歳)衆議院議員が、9月25日に行われた党の合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したことが、性犯罪被害者への差別であり侮辱だと大きな問題になっています。
翌9月26日、杉田議員は自身のブログを更新。“女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでもうそをつける」)はしていない”と否定しました。
ですが、複数の会議参加者がその発言を聞いており、杉田議員への批判の声は鳴り止まず。性暴力の根絶を求める「フラワーデモ」主催者らが、杉田議員の謝罪・辞職を求めるオンライン署名を始めると、瞬く間に12万人以上の賛同者が集まりました。
9月29日、自民党の橋本聖子男女共同参画担当相は閣議後会見で、杉田議員の問題発言に対して「努力されている方を踏みにじるような発言であり、非常に残念だ」とコメントしています。
そして10月1日、杉田議員の態度は一転。自身のブログで「精査したところ、ご指摘の発言があったことを確認した」と認めたのです。「嘘をつくのは性別に限らないことなのに、女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます」と謝罪しました。
結果、自分が嘘をついていたと…。なぜ最初にあれだけ否定したのでしょうか?
この杉田発言をどう思うか、社会問題について発信を続けるラッパー、ダースレイダーさん(43歳)に見解を伺いました。ダースレイダーさんは東京大学中退、脳梗塞から生還という異色の経歴を持ち、執筆やYoutubeで活躍しています。
「報じられた自民党部会での性暴力相談事業をめぐっての発言については、女性差別で被害者への侮辱であり、完全なクズ発言です。
本人は直後の取材で発言を否定するも、複数の同席者が証言しています。その後、下村政調会長に説明した際も事実認定を避けて逃げています。
橋本聖子大臣からは批判する声も上がったが、自民党としては口頭注意して終わりとするなら、党は性暴力被害に向き合うつもりは無いのでしょう」(ダースレイダーさん、以下同)
杉田議員が、会見ではなくブログでコメントを出したことについては…。
「非公開の部会とはいえ、国会議員つまりは国民の代表として発言したのであれば、一つ一つの言葉には責任が伴う。記者の前ではなく、後で自分のブログで説明するというふざけた言い訳と逃げの姿勢は卑怯、卑劣な行為だと思います」
また、杉田水脈という人物について、ダースレイダーさんはこう語ります。
「杉田氏は自民党中国地方比例名簿首位で当選している議員です。つまり自民党が強く当選して欲しいと思っている議員の一人です。
この方の問題発言は今回が初めてではありません。『新潮45』における生産性発言は多くの批判を呼んだのも記憶に新しい。国民民主党の玉木氏が選択的夫婦別姓についての代表質問をしていた際に『だったら結婚しなければいい』と野次を飛ばしたとも言われています
文筆家の古谷経衝氏は杉田氏を“オタサーの姫”と評しています。狭い男性中心の“保守”サークルでチヤホヤされながら、そのサークルを代弁する女性としてポジションを築いてきた。その意味でも男性社会に埋め込まれた存在で、そういった人物を比例一位にしている自民党の考え方にこそ着目すべきでしょう」
さて、ダースレイダーさんの指摘通り、杉田議員が今まで何度もトンデモ発言を繰り返し、大炎上しているのはご存知の通り。そこで、杉田議員のこれまでの問題発言をまとめてみました。