お取り寄せを置き配にしたらドロボーされた!?そこから意外な展開に…
コロナ禍の今、なかなか素敵な出会いがないと嘆いている女性も多いのではないでしょうか?
今回は、コロナ禍ならではの出会いエピソードをご紹介しましょう。
広崎梨沙子さん(仮名・26歳・会社員)は、リモートワークの合間に、あるお楽しみがありました。
「私はまだ、感染が怖くて旅行も外食もあまり行く気になれなくて。最近やっとテラス席のあるカフェなら大丈夫になってきたところです」
そんな梨沙子さんは、各地の美味しい“ご飯のお供(とも)”をお取り寄せして、お昼に食べる事にハマり…。
「ちょっとした旅行気分も味わえますし、お昼ご飯の支度も楽だし、家に居ながらネットで買えちゃいますし最高なんですよね」
ある日、梨沙子さんの一人暮らしのマンションに、お取り寄せした変わり種の梅干し(キムチ梅)が届きました。
「コロナも怖いしすっぴんだったので、配達の人に『玄関の前に置いておいてください』と頼んで、仕事を切りのいいところまで終わらせて玄関を開けると…無かったんです。私の楽しみにしていた梅干しが」
梨沙子さんがアワアワしていると、エントラスから住人らしき男性が入ってきて「どうかしましたか?」と声をかけらたそう。
「あまりの事に、つい置き配ドロボーに梅干しを盗られてしまったかも…と話すと、彼がハッとした顔をして『ちょっと待ってて下さい』と自転車置き場の方に走って行きました」
しばらく待っていると、若い女の子を連れた先ほどの男性が戻ってきました。
「彼は、この女の子がエントラスのゴミ箱に箱を捨てる姿を見ていて…すぐさま箱をチェックしてみると梅干しと書いてあったので、あわてて彼女を追いかけて連れてきてくれたんですよ」
彼に「警察に連絡しようか?」と何度も言われましたが、彼女(大学生だそう)が梨沙子さんに謝り「もう絶対にしない」と約束してくれたので、許す事にしたそう。
「彼女を解放した後、彼(Fさん・30歳・会社員)にお礼を言い、2パックお取り寄せしていた梅干しを1つプレゼントすると、照れながら喜んでくれて」
それから、お互いに見かけると挨拶して立ち話をする間柄に。
「私があまり出歩いていないという話をすると『じゃあ、もしよかったら散歩仲間になりませんか?』と言われFさんとLINE交換をしたんですよ」
それがきっかけで、ぐっと距離が縮まった2人はお付き合いをする事に。
「なにせ同じマンションで、おたがいリモートワークなので会おうとすればすぐに会えちゃうんですよ。そんなの恋のスピードも速まりますよね(笑)」
置き配や、リモートワークがつないだ縁になぜか運命を感じたという梨沙子さん。
「もしコロナ禍じゃなかったらFさんとお付き合いしてなかったと思うと不思議な気持ちです。こんなに家にずっと居たのに出会えた事は、ただの偶然じゃないと思ってしまいます」
続いては、コロナ禍のために今までは行かなかったラーメン店に行くようになった女性の話です。
お取り寄せの置き配がドロボーされた
犯人を追いかけて連れてきてくれた
散歩仲間から彼氏彼女に
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