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妊娠中に夫が不倫!浮気性の夫と別れられない妻の胸中

 いつも前向きで明るい男性は魅力的に見えるもの。自分がひどく落ち込んでいるときにそういう男性に出会い、プロポーズされたら、「救いの手が差し出された」と思う可能性も大きい。  ところが、彼の本性をきちんと見ないと、結婚してから後悔することになりがちだ。
プロポーズ、告白

写真はイメージです(以下同じ)

5年不倫の果てに踏みにじられて…

 彼と知り合ったのは、4年前。そのとき、マリエさん(35歳)は、会社の上司との不倫に破れた直後だった。 「上司とは5年にもわたるつきあいでした。離婚するとか、もう夫婦の実態はないから待っていてほしいとか、上司はさんざんそう言っていたんです。  それなのに妻バレしたとたん、『もう連絡してこないで』と電話で告げてきた。どうやら妻の前で電話させられたようです。その後、彼から『あれはウソだ。僕はきみとつきあっていきたい』と言われたんですが、もう信じることはできませんでした」  その10歳年上の上司のことを、マリエさんは心から愛していた。人を愛するというのは、その人をまるごと受け入れることだと思ったから、彼が離婚できる日までじっと耐えようと思っていたのだ。それなのに、上司はマリエさんのそんな気持ちを踏みにじった。 「ショックでした。その直後、上司は自ら希望して地方へ転勤していきました。私が会社にすべてバラすかもしれないと怖れたんでしょう。そういう潔(いさぎよ)くないところもまた衝撃で」  そんなとき知り合ったのが、夫となったタケルさんだ。彼女より1つ年下。とにかく明るく、誰からも慕われている存在だった。

「僕はきみのような女性を待っていた」と言われて

「彼は私の友人の夫が親しくしている人でした。友人夫婦から一緒に食事をしようと言われて彼を紹介されたんです。その日の会食は楽しくて、あとから考えたら、ほとんど彼が笑わせてくれていた。私が落ち込んでいるのを知っていた友人の計らいだったんです」  その後、友人から「タケルがまたマリエに会いたいって言ってる」と連絡があり、ふたりで会うようになっていった。 男女デート「彼は本当にいつでも明るいんですよね。しかもとても柔軟なので、何か指摘すると、『あ、そうだよね、そういう考え方もあるよね』と認めてくれる。不倫の彼は、どちらかというと私を引っ張っていくタイプだったので、全然違うな、と。でもタケルのほうが気楽につきあえるし、何でも言えるのがいいなと思いました」  ふたりは急速に接近、知り合って1年ほどで結婚を決めた。 「堅苦しい式はせず、ぱっとパーティをやってお披露目は終わり。それでいいよねと意見が一致しました。彼は何でもシンプルなのが好きなんですよ。考えたら私もそうだな、と」  結婚してからも、時間が許す限りいつも一緒だった。仲のいい夫婦だねと誰からも言われた。
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