『ザ・ニューヨークタイムス The New York Times』によると、スコットランドで可決された法案の趣旨は、いま世界中で問題になっている「生理の貧困(Period Poverty)」の終焉。
「生理の貧困」とは、経済的な問題でナプキンやタンポンなど基本的な生理用品すら入手できず、月経に対しての知識を持たない状態のこと。WHO(世界保険機関)とユニセフがまとめた2015年の報告によると、世界で少なくとも5億人の女性が「生理の貧困」であることを訴えています。
イギリスでは今年、新型コロナウィルスによるロックダウンで、さらに「生理の貧困」が悪化しており、チャリティー団体「プラン・インターナショナル」が5月に発表した報告によると、14歳~21歳の少女の10人に3人が生理用品を購入できない事態に陥っているそう。
また、人口の半分以上を女性が占める米国では、女性が男性よりも貧困生活におちいる可能性が高く、ミズーリー州の商業都市、セントルイスの低所得女性を対象に昨年発表された調査では、過去1年間で3分の2近くが生理用品を購入できず、5人に1人が毎月同じ問題を抱えているといいます。
代わりに、ボロ布やティッシュ、トイレットペーパー、オムツ、キッチンペーパーを使わなければならない女性たちも多いというレポートもあり、月経期間の衛生状態の悪化は感染症など健康上のリスクが生じる懸念もあることから、深刻な問題になっています。