「想像していたよりずっと格好良くて緊張してしまいましたが…一緒にカラオケしだしたら、いつもやり取りしている明るいY太郎さんでホッとしたんですよ」
最初は、おたがいに感染予防のため、マスクをしたまま歌っていましたが…。
「お酒が入ったのもあって、気がついたらキスしていました。久しぶりの人肌の温もりが心地良くて身体の力が抜けてしまい、そのままホテルに行っちゃったんですよね」
行為の後、Y太郎さんから「実は既婚者なんだ」という話を聞かされた亜弥さん。
「よくない事だと分かっていますが、それでも誘われるとついつい…カラオケのついたホテルがデートの定番でした」
そんなある日、家で仕事をしているとY太郎さんからLINE電話がかかってきました。

「Y太郎さんは、めったに電話をかけてこないので、きっと何かあったんだと思いすぐに電話を取ると、なんとY太郎さんの奥さんだったんですよ」
どうやらY太郎さんの不倫に気がついた妻が、スマホを取り上げて、亜弥さんに電話をかけてきたようで…。
「奥さんからスゴい勢いで『うちの旦那と二度と連絡を取るな!もし取ったらただじゃおかない」と怒鳴られて、ビックリし過ぎて声が出ませんでした」
しかも、アプリにアップされた亜弥さんとY太郎さんがイチャイチャ歌っている声も聞いたようで『ヘッタクソに歌いやがって、さすが頭のおかしい女は簡単に不倫するのな』と吐き捨てるように言われガチャ切りされてしまったそう。
「それ以来、Y太郎さんとは連絡を取っていません。もう不倫はコリゴリですが、また出会いがあるかもと密かに期待しながらアプリは使い続けているんですよね」と苦笑いをする亜弥さんなのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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