なないろカレーのスパイスで作ったキーマカレー。鶏ひき肉と玉ねぎを炒めて、カレーと水を適量入れるだけ。11種のスパイスがクセになる
昨年、半年間で20kgの減量に成功した妻の姿に、肩身の狭い思いをしていたライターK(36歳)にとって、このチャレンジは渡りに船。
しかも、3食ちゃんと食べることができて、4つのスパイス(しょうが、唐辛子、クミン、シナモン)を料理にかけるだけという気軽さや手軽さもうれしい。
さて、高タンパク・低糖質の食事をということで、家では料理を担当している身としては腕が鳴る。
料理の柱にしたのはカットトマトのピューレを使ったトマトスープ。キャベツや玉ねぎ、人参、ピーマン、セロリを加えたものに4種のスパイスを入れて食べるようにした。
味つけはコンソメの素だけとシンプルだが、スパイスが加わることで奥深い味わいに。寒さの厳しい日は、体の芯から温まる効果をより実感できた。
野菜スープは、大量に作り置きできるのも利点。カルパッチョは、スパイスやオリーブオイル、レモン汁をかけるだけで、普通の刺し身がお店の味に
4種のスパイスは、塩麹に漬けて焼いた鶏肉や、オリーブオイルとレモン汁をかけた白身魚との相性もバツグン。
なないろカレーを使った鶏ひき肉のキーマカレー、隠し味に入れたロールキャベツなども非常に美味だったが、ご飯が進みすぎるのは困りもの。
鈴木氏に教えてもらった「ゆでたカリフラワーや、炒めた木綿豆腐をご飯代わりにする」というアドバイスがなければ、正直危なかった。
体重に変化が起きたのは約1週間後。111.8kgから110kgを切り、その後はスルスルと落ちていった。
体も軽くなり気分がよくなったので、ウオーキングなども始めたところ、結果的に2週間で111.8kg→106.8kg(5.0kg減)。単純計算で1か月10kg減も夢ではない。
数々のダイエットを試してきたが、取り組みやすさと減量効果は今回がいちばんかも!
<取材・文/東田俊介 森野広明 黒田知道 撮影/我妻慶一>