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初婚のピークは意外と若い。婚活のシビアな現実は今も変わらない

「婚活は恥ずかしい」という思い込みを手放そう

 いつか結婚したいと思いながら婚活を躊躇うのは「恥ずかしさ」からでしょう。自然に出会って恋愛結婚できないから婚活するというイメージをお持ちの方は依然多いのです。  しかし、お見合いで結婚する方が多い時代もあったのです。1982年は結婚相手と知り合うきっかけで一番多いのがお見合い29.4%、次が職場・仕事で知り合った方25.3%で、その次に多いの友達を通じて知り合った20.5%でした。しかし、2015年はお見合いで結婚している人が6.4%まで激減しております。 配偶者と出会ったきっかけ お見合いの文化はなくなっていますが、今は婚活という言葉が生まれて10年以上が経ち、婚活サービス利用者も婚活サービスを通じて結婚する人も年々増加しています。 「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」によると、婚活パーティー、結婚相談所、マッチングアプリ等の婚活サービスを使って配偶者と知り合った方は2019年入籍者の13%です。今後も婚活を通じて未来の配偶者と出会う人は増えていくでしょう。昔はお見合い、今は婚活サービス、婚活は恥ずかしいものではないのです。 【天野 馨南子(あまの かなこ)】 ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 東京大学経済学部卒。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。1995年日本生命保険相互会社入社、1999年から同社シンクタンクに出向。専門分野は少子化対策・少子化に関する社会の諸問題。内閣府少子化関連有識者委員、地方自治体・法人会等の人口関連施策アドバイザーを務める。エビデンスに基づく人口問題(少子化対策・人口動態・女性活躍・ライフデザイン)講演実績多数。著書に『データで読み解く「生涯独身」社会』(宝島社新書)等
天野先生

天野 馨南子

【グラフ出典先】 ●初婚女性の結婚年齢:天野 馨南子「ニッポンの結婚適齢期」男女の年齢・徹底解剖(3)/ニッセイ基礎研究所コラム2020年12月7日号 ●男女別、初婚再婚別、結婚年齢クロス表(歳):天野 馨南子「ニッポンの結婚適齢期」男女の年齢・徹底解剖(5)/ニッセイ基礎研究所コラム2021年1月18日号 <取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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