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コロナで育休後に復帰できず…失業したママが、手に職をつけた方法

転職活動で子育てママに壁「ハンディキャップ」とも

 退職後、転職活動を始めましたが、時短で働けて自宅から近いなど条件に合う職場は見つかりませんでした。 「過去に人材系の仕事をしていたので、ウェブデザインや人材業界など業界をしぼらずに受けようと、ママ向けの求人サイトに登録しました。幼い子をみながら1日に2、3時間サイトで求人情報を探して、4カ月ほどで10数社受けました。子育ての合間にウェブデザインの勉強も続けながらだったので、両立が大変でしたね。  何社か面接を受けて、1社だけ最終面接まで進みました。自分がそこで働くイメージもできていました。人材派遣のコーディネーターの仕事だったのですが、最後に『もし派遣先からクレームがあれば夜でも謝りに行く場合もありますが、対応できますか?』と聞かれ、言葉につまってしまいました。『年に1度か2度、事前に母や義母にもサポートを頼めたら…』と答えましたが、『大丈夫です』と言い切ることはできませんでした」 面接 次第に転職活動に身が入らなくなり、フリーランスで個人事業主として開業して働こうと気持ちが切り替わっていきました。 「最終面接で落ちたのはショックでした。でも生活に苦しむような状況ではありませんでしたし、仕事が好きで業務内容で妥協したくないという思いがありました。  転職サイトに広告やメディア関係の求人登録をした時、男性のエージェントから『業界的に20代の求人が多く、33才だと難しい。子供がいることもハンディキャップ』と悪気なく言われたこともありました。30代が企業に転職しようとすると、子どもがいることが足かせになってしまうんですね。  フリーで働こうと決意し、進んだ面接もキャンセルするようになりました」

フリーランスで、今の収入は月9万円ぐらい

フリーで働こうと思ったきっかけは自分の父親だったと言います。 「父は私が小学生の時にサラリーマンを辞めて起業しました。現在もその会社を経営しており、その父の姿を見て私も自分で事業を起こし経営者になりたいという夢を抱いたため大学も経営学部に進学しました。  これまでの会社員生活でも多くの学びがあり、それに不満を持っていたわけでもないですが、どこかでいつか起業をしたいという想いがふつふつとわいていたのは事実です。そして”コロナウイルスによる失業”という予期しないきっかけではありましたが、それがある意味では起業を決心させてくれた良い機会だったと思っています」 大事なことを伝えるのはパソコンメールがオススメ  現在は、知人から仕事の依頼を受けながら、少しずつ収入を得られるようになってきました。 「いまは毎月9万ずつぐらいの収入です。主にYouTube動画のサムネイル(静止状態のとき動画一覧などに表示される画像)作成の仕事で、毎月20件受注しています。例えばスポーツ系のチャンネルの対決企画のサムネイルなどですね。  夫はYouTubeの企業案件で依頼を受けてチャンネルをつくる仕事をしているので、夫からいつも『ここはデザインを少し変えた方がいい』『YouTubeだとそれはクリック数が稼ぎにくいかも』などフィードバックをもらうこともよくあります。  サムネイルを差し替えたら閲覧数やチャンネル登録者数が伸びたり、収益率が上がったりするので、そういった反応があるとうれしいですね。今後はまず今年中に月の売上を20万円にできるようがんばっています。フリーランスでがんばっているママや女性の起業家のホームページを作るお手伝いもしていきたいです」
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育休中に学んだことが「心のお守り」に
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