
手のひらに光を当て組織や血管の壁に沈着している有害金属と必須・参考ミネラルを測定。痛みもなくわずか3分ほどで終了する手軽さだ。費用は1万7600円
昨年末、初めて受けた際の測定結果は衝撃的なものでした。ミネラルはなんと欠乏判定。有害重金属もアルミニウムやカドミウムなど多くが高い値を示し、トータルの毒性に関して「要注意」という判定が下されました。
減量については圧倒的な結果を出してきた自負はありますが、まさかこんな落とし穴があったとは。
ミネラルは特に亜鉛の欠乏が判明しました。また、蓄積が指摘された重金属はどれも健康長寿の大敵です。アルミニウムは認知症の原因になるし、カドミウムは潰瘍性大腸炎など自己免疫疾患の主原因になります。
驚くことに、カドミウムの排出を促す栄養素はなんと亜鉛。亜鉛が不足していたためカドミウムが排出されず、代謝が阻害されていることが可視化されたのです。
オリゴスキャンで得たデータを基に、僕はサプリメントの組み合わせを見直しました。それまであまり力を入れていなかった解毒にも着手したわけです。
亜鉛は吐き気を伴うことが多く苦手だったのですが、3か月半かけて少しずつ慣らしていきました。また、解毒対策としてグルタチオン、吸着効果を期待してベントナイト(粘土)と八重山クロレラを追加しました。
初回から1か月あけて再び検査を受けましたが、さほど結果に変化はありませんでした。しかし今回の取材で3か月半ぶりに測定した結果、劇的に改善していたことがわかりました。
まず「かなり不足」していた亜鉛が「標準範囲」に。「不足」していたマグネシウム、ケイ素、クロムも「標準範囲」に改善。それでもバランスはまだ「欠乏」で要注意とのことなので、サプリの効果が一朝一夕では表れないことがおわかりいただけるでしょう。
サプリの見直しはミネラルに比べ、有害金属の面で大きな効果が現れていました。アルミニウムは依然として高い数値にだったものの、ヒ素やベリリウムが「標準範囲」まで下がり、トータルの毒性判定が「良好」に変化。オリゴスキャンは総合判定も示してくれるのですが、それも劇的に改善していたのです。

本来の解析シートでは、測定値が緑(良好)、黄(標準)、赤(注意)といった色分けもされていて一目瞭然で亜鉛が突出

上の1月末の測定結果に比べ、下の結果は全体的に棒グラフが左に下がっている=体外に排出されていることがわかる

糖尿素因、アレルギーリスク、代謝、免疫システム、認知機能、ホルモン状態、心血管系などほぼ全てが劇的に改善!
僕は、これから断糖高脂食を始められる人が正直羨ましい(笑)。現状を正確に把握すれば、それに対して有効な施策を打てる。食生活やサプリの効果を減量と同じく数値化できるのは非常に有用だからです。
次週は、このオリゴスキャンの結果を導いた、僕の最新サプリ活用について紹介します。