
「ヘアオーダーをされる際は、自分にとっての以下の情報が、美容師さんに伝わるよう意識してみてください」
①スタイリングやセットはどの程度できるか(技術やかけられる時間など)
②お手入れ(カットやサロントリートメント)にどれくらいの頻度で通えるか
③なりたいイメージ、なりたくないイメージ(画像があると分かりやすい)
「“サロン帰りが一番キレイ”というよりも、“次の来店時までいかにキレイでいられるか”が重要です。キレイを持続可能にするために、ご自身のライフスタイルをしっかり美容師さんに伝えることが大切。その上で髪質や骨格、お好きなファッションやメイク、現状をより良くしたいのかそれとも変えたいのか、ご自身がどうなりたくてどうなりたくないのかなど沢山の情報があった方が、美容師さんからの提案の幅も広がります。ぜひ美容師さんとは積極的にコミュニケーションを取ってみて下さい」
「また美容室にいらっしゃる時、これからシャンプーもカットもするからとスタイリングはしないで向かう方もいると思います。ですが、美容師としてはその方の今の雰囲気を知っておきたいですし、ご自分でセットした髪型を見て、どの程度スタイリング技術をお持ちなのかも判断しています。ライフスタイルを踏まえた理想の髪型にしたいのであれば、可能な範囲でヘアセットやメイクをした上で美容室に行かれることをおすすめします」
「美容師さんって、そこまでチェックしていたんですね!」と、思わず唸(うな)ってしまいました。筆者はむしろ、「美容師さんなら、髪質や骨格見て似合うものが分かるだろうから、何かしら提案してくれるはず!」くらいに思っていました。なんて乱暴なお客でしょう。美容の自己開示の重要性を痛感するのでした。