News

騙されてAV出演…泣き寝入りが多い性犯罪、なぜ罰せられないのか

2019年から増えた子どもからの相談

――近年は、どのような相談が増えてきたのでしょう?
2019年から増えた子どもからの相談

ライターの此花わかさん

池田さん2019年頃から、性的画像にまつわる被害相談が特に増えてきました。自画撮りによる児童ポルノや、リベンジポルノ・盗撮による性的画像被害などです。また、ネットを介した援交・パパ活に関する相談など、内容の幅が広がったようにも思います。他には、性暴力や児童虐待、人間関係や恋愛、家族の問題など多岐に渡ります。それから、『死にたいです』とLINEに入ってくることもあります。」 中村さん「相談件数も圧倒的に増えました。2018年末からグーグルとツイッターでライトハウスの広告を出したところ、2019年から10代の子どもたちからの相談が多くなりました。」

急増してきた自画撮り被害

急増してきた自画撮り被害

写真はイメージです。(以下同)

――グーグルやツイッターでより多くの人にリーチできたから、相談件数が増えたということですか? 池田さん「それもありますし、デジタルネイティブ世代は、情報を得るツールがネットなんだと思います。ネットを使いこなしている世代であるからこそ、加害行為をしようとする人もそこに群がり狙っていて、色々な手口での自画撮り被害が増えてきていると思います平岡さん「警察の自画撮り被害の検挙数も増えていますが、自画撮り被害に関しては相談できない子どもたちが相当多いと考えられるので、検挙数はほんの一部だと思いますね。そもそも、ライトハウスに相談する子たちの殆どが警察には相談したくない、と言います」
次のページ 
自分を責める子どもたち
1
2
3
4
5
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ