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Vol.21-1「なぜ僕は“モラハラ夫”の烙印を押されたのか」東大卒男性の壮絶な生い立ち

祖母になじり倒される日々

 終業式後、小林さんが中学2年になるタイミングで、親子3人はY県に戻った。祖母の土地に建つ家に出戻ったのだ。 「旧家だけあって、祖母をはじめ母方の親族は、結婚や離婚にはかなりうるさいんです。Y県を出ていくとき、既に親戚から縁を切られるくらいの勢いだったので、戻ってきてからの風当たりは相当なものでしたね。祖母は『それみたことか』と母をなじり倒しました 実の娘に「大変だったね」の一言もない。小林さんの母親と祖母は、同じ敷地内で毎日のように大喧嘩した。しかし親族は全員、祖母の味方。小林さん一家は孤立し、母親の精神状態は悪化の一途をたどっていく。

現実を直視できない母

 驚くべきことに、小林さんの母親は現在に至るも、再婚相手と離婚していないという。 「現実と向き合えない人なんです。離婚手続きすらできないし、やりたくない。婚姻関係があるままで別居していて無収入ですから、本来なら再婚相手の継父に婚費請求ができたはずなんですが、それもしなかった」  小林さんは現在、大好きだった実の父親の姓を名乗っている。戸籍上は再婚相手の姓のままだが、絶対に名乗りたくなかったという。 「中学の卒業証書には継父の姓が書いてあったので、もらってすぐ破り捨てました」
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最悪な環境で、東大に合格
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