事故物件に住んだ女性の絶叫。“普通じゃない存在”を怒鳴りつけたわけ
「事故物件」という言葉があります。病気や事故、または事件によって、自宅で入居者が亡くなってしまった賃貸物件を、こう呼ぶようです。最近ではあえてそんな物件を選び、日常で起こる心理現象を検証する“事故物件住みます芸人”の松原タニシさんなども話題です。
「家から新宿や渋谷までは電車で一本。立地もいいし、そこそこ広いのに家賃は7万円という、相場から考えるとかなり破格。その場で即決しました」
とても条件がいい物件が見つかり大満足の堀手さんでしたが、“ある違和感”は感じていました。契約した物件はエレベーターがない3階建てのアパートで、堀手さんの部屋は2階の一番奥の角部屋。しかし、2階はなぜか彼女が引越してくるまで、5部屋あるうちの4部屋が空き部屋だったのです。
「たまたま卒業や就職、または転職とか、元々住んでいた人たちもいろいろ転機が重なって、一気に静かになっちゃったのかな? なんて考えていました。でもワンフロアの半分以上が空いていると、人の気配がほとんどなくて……。でもプラスに考えれば、静かで住みやすいですし。当時は前向きに考えようとしていましたね」
そして最後に残っていた部屋の住人も、彼女が引っ越してきてから2カ月も経たずに出て行ってしまいます。2階に住んでいるのは堀手さんただ一人となりました。
内見や入居の手続きの際、アパート仲介業者から「事故物件」や「いわくつき」といった情報は一切聞いていなかったそうですが……。
「あまりにもおかしいじゃないですか。だから、もしかして事故物件? と思って『大島てる』というサイトで調べてみたんです。すると、まさかのドンピシャ! 思いっきり事故物件でした。
『大島てる』というのは、事故物件が“炎”のマークで地図上に示される、事故物件情報の共有サイトです。くれぐれも、検索は自己責任でお願いします。
そのサイトに書いてあったのは、『手首を切って自死』だけでしたが、その部屋番号が私が引っ越してきた部屋だったんです。そして、ゾッとする詳細を、仲良くなった1階に住むおばあさんから聞いてしまって……」
長年そのアパートに暮らす住民が“実際に目撃した”事件の詳細。その内容はすさまじいものでした。
そんな「事故物件」をめぐるトラブルを体験したのが、都内在住の堀手まなさん(仮名・23歳)。彼女の身に、一体何が起こったのでしょうか。死る旅、本日発売。
— 松原タニシ (@tanishisuki) July 8, 2021
事故物件にも心霊スポットにも慣れてしまった僕は、心霊やオカルトに腑に落ちない部分が現れてきました。そんな“オバケ以外の見えないもの“とも対峙する一部始終です。
何かに腑に落ちない人、にも通じるものがあったりするかも。いろんな人に読んでほしいです。#死る旅 #二見書房 pic.twitter.com/PMBVfl55ke