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“ワクチン接種した”とウソをついた彼氏。問い詰めると泣き出して…

副反応のツラさを彼氏に話したら…

ただの胃弱だと油断していると、大きな病気が潜んでいることも…「接種を終えて、家に着いてシャワーを浴びている最中から具合が悪くなってきて。熱を測ってみると38度ありました。とにかくダルくて寝ていたらお腹まで痛くなってきて」  副反応の熱から来たのか、他の原因なのか、下痢になってしまったH実さん。 「水分をいっぱい摂った方が良いと聞いていたので、アクエリアスをガブ飲みしていたせいかもしれませんが。ダルくて寝ていたいのに頻繁(ひんぱん)にトイレに行きたくなって辛かったです」  そんな時に彼氏から電話がかかってきました。 「副反応の辛さを聞いてもらって、慰めてもらおうと思ったら『いや、大した事ないだろ?大げさなんだよ。オレ達同じ歳で、一緒のファイザー打ったんだから副反応も同じようなものだろ』なんて言うんですよ!はぁ?って感じですよね」

想像力の無い彼に不安になった

 年齢や、ワクチンの種類も多少は関係あるかもしれませんが、副反応は人それぞれ個人差があってバラバラだと思うよ、と説明してみましたが…。 「今度は『個人差っていうのは、大げさにツラさをアピールしたい性格か、冷静にありのまま受け入れられるかの差だろ?もういいから、これからご飯食べに行こうよ』とか言うので『勝手に決めつけるな!誰が行くか!』って切っちゃいました」  彼の想像力の無さに、頭にくるよりも不安を覚えたH実さん。 「Nとはいずれ結婚できたらなと考えていたのですが、今後妊娠したり出産したりした時に、私の状況をまったく想像できずに、勝手に決めつけて変な事を言ってきそうだなと怖くなってしまって」  彼からの連絡は無視して、独り副反応の辛さを耐え抜いたH実さん。 「身体が元に戻った頃には、もうNから連絡がこなくなっていました。きっとこのまま自然消滅でしょうね…まぁもめないだけよかったです」 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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