ちなみに、冒頭の「気の毒」ですが、私が覚える違和感の中には、もう一つ「
とても他人事っぽく聞こえる」というのもあると思います。

タイミングの早い遅いはありますが、いずれにしても人は必ず死にます。それは今まで人類がずっと繰り返してきた自然な現象であり、誰にでも起こりうる身近なこと。でも「気の毒」とは、全く別次元の事柄を憐れむというニュアンスが含まれ、とても他人事に聞こえるのです。
大切な人の死はとても悲しいことではありますが、人生において避けて通れない出来事。いつどんなタイミングで身近な人を亡くすかわかりません。平穏な日々を過ごしていたとしても、ぜひ
死を他人事と思わずに「今」を意識して生きてみてください。今に焦点が合うことで、未来への不必要な不安も感じにくくなりますよ!
―シリーズ「
私と夫の1063日」―
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<文/関由佳>
関由佳
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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