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40代女性の6人に1人が「夫以外と親密に付き合ってもいい」。不倫はタブーじゃなくなった?

セックスにかける時間は満足度に比例?

セックスレス セックスの満足度における夫婦と単身者の差に関する質問では、交際相手のいる単身者は有配偶者よりはるかに活発であることが分かった。  例えば、交際相手がいる単身女性がセックスにかける時間は「30分~1時間」が54%と過半数であるのに対し、有配偶女性は半分以下の24%であった。有配偶者では「20分程度」が34%ともっとも高い比率を示した。  セックスによる精神満足では、交際相手がいる単身女性が「いつも得られる」38%、「だいたい得られる」49%で、両者を合わせると90%が相応の満足を得ている。これに対し「いつも得られる」とする有配偶女性の割合は8%で「だいたい得られる」が58%だった。  多くの有配偶女性にとって、男性が射精に要する時間だけでは十分に満足できないことを示している。その点、交際相手がいる単身女性の性交渉は濃密度が高いため、精神的満足度も肉体的満足度も高いという結果だった。

時代と共に薄れてきた、ジェンダーの縛り

 荒木代表は「女性が相手に愛情をもち、満足感を得られる性交渉があれば、性的欲求を活発にし、性生活の維持に傾くことを示している」と調査結果を振り返る。  さらに「結婚における『性』は一つの危機を迎えているのではないか」と指摘する。その一方で「夫の求めに応じるのは妻の心得といったジェンダーの縛りは薄れ、性を挟んでも男女は対等になった」とみている。  荒木代表は「男性本位の性生活に、妻側が『NO』を突きつけた結果がセックスレス化だと思われる」と明言。「性交渉は受け身で男性から与えられるものではなく、主体的に関わり一緒に作り上げていくもの」という意識をもつことの大切さを訴えている。 <取材・文/伊藤公壹>
伊藤公壹
ジャーナリスト。元新聞記者、雑誌編集者。新聞、雑誌、Webなど、さまざまな媒体に携わりながら、一貫して取材、執筆、編集業務に従事。日本性機能学会、日本メディカルライター協会会員
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