気を付けて三大栄養素をとっていても、カロリーが低すぎると、やはり体に必要な栄養がとれていない可能性が高いです。そうすると、体は筋肉を分解して必要な栄養を作り出そうとしてしまい、筋肉量の低下→代謝が下がってしまいます。
さらに体は、それを飢餓状態と判断し、カロリーをなるべく消費しないようにと生命の防衛本能が働いてしまう。つまり、体重が減らなくなるんですね。

カロリー制限の鬼だった頃の松田さん(左)と、現在(右)
結果、体は飢餓状態でも生きられるように→カロリーを消費しない→脂肪を燃やさないカラダになっていき→ダイエット効率の悪い体になってしまうわけです。しかも、この飢餓状態でも長生きできるようにと、脂肪を体に溜め込もうとしてしまいます。
カロリー制限後に、少し食べ始めるとリバウンドしてしまうのは、この脂肪を溜め込もうという働きが続いているからなんですね。
カロリーを抑えるために食事の回数を2回にしたり、1回にしたりして、まとめて食べていませんか?
私達の体は栄養を体に貯めておくことができないので、食事の間隔があきすぎると、次に入ってきたものを体に取り込もうとしてしまいます。さらに、低血糖状態で糖質をとってしまうと、血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌され脂肪として溜め込もうとしてしまいます。
特に、食事の回数を減らそうとしてやりがちなのは「朝食を抜くこと」ではないでしょうか?
朝食を抜くと体温が上がらないため代謝が低下。また、たんぱく質を摂らないことで、セロトニンと呼ばれる感情&食欲をコントロールするホルモンが作られず、一日中精神的に不安定になり、イライラ食べやストレス食べなどをするリスクが大きくなってしまいます。
朝食を食べないと、腸が刺激されないため、便秘にもなりやすい。朝ごはんを抜くだけで、これだけのデメリットがあるんです。