別荘にタダで泊まれるウマい話、現実は雪かきと大そうじが待っていた
室内はホコリだらけで大掃除
「掃除機があったとはいえ、窓や階段の手すりなど自分で拭かなければいけない場所もたくさんありました。ほかにも細々とした場所の掃除が山ほどあり、やってることは完全に大掃除。ようやくすべての作業が終わったころにはすっかり日が暮れていました」
おかげで当初は時間をかけてごちそうを作る予定でしたが体力・気力も失せてしまい、メニューを大幅に変更して夕食は豚肉と白菜の鍋とパックご飯のみで終了。疲れていたせいかお風呂から上がると一気に睡魔が襲ってきて、夜10時前には寝てしまったそうです。
翌日も朝から雪かきでクタクタに……
結局、別荘での2日間はまったり過ごすどころか除雪と掃除をしただけで終了。思い描いた別荘ライフとは、ほど遠かったようです。
「せめて2泊3日なら1日ゆっくり過ごせたかもしれないけど、冬場の2日間はあまりに短すぎました。それに建物が少し古いせいか広いからかはわかりませんが、暖房を強くしても微妙に寒かったんです。
こんなことならお金払ってホテルに泊まったほうが全然よかった。まあ、別の意味で忘れられない思い出になりましたけどね(苦笑)」
“タダより高いものはない”と言いますが、まさにその通りになってしまったようです。
―冬の男女トホホ話―
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<文/トシタカマサ イラスト/zzz>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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