岩田剛典のヌードが官能的すぎる…!『金魚妻』の濡れ場に見る“覚悟”とは
「こんな岩ちゃん見たことない!」
2022年2月14日から配信されたNetflixシリーズ『金魚妻』を見た視聴者の多くがそう思ったはずだ。Netflix内の「今日の総合TOP10」で1位に躍り出たことがその反響ぶりを何より物語っている。
バレンタインデーに「不倫妻」の物語なんてすこし皮肉なものだけれど、主演の篠原涼子の相手役を務めた岩田剛典の、それはそれは官能的な艶姿が最高にビターなプレゼントになったのは確かである。
そんなほろ苦くも、実は中はじっとりと甘い本作の岩田について、「LDHとイケメン」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が官能小説でも綴るかのような勢いで、恥ずかしさと楽しさを噛み締めながら全力で解説していきたいと思う。
優雅なタワーマンション暮らしだけれど、身も心も実は満たされていない妻たちが各階に押し込められている。夫の卓弥(安藤政信)と人気サロンを経営し、最上階に住むさくら(篠原涼子)の誕生日会で、人気占い師メイ(峯村リエ)の助言を得たのをいいことに妻たちはそれぞれ思い思いに不倫に奔走していく。
夫の目を盗んでタワマンの外で相手の男性に身を委ねる彼女たちは、性愛と官能のひとときを貪るように謳歌する。けれど、エクスタシーを共有する男女の濡れ場で印象に残るのは、なぜだろう、張本人であるはずの不倫妻ではなく、不倫相手の男性たちの方なのだ。
というのも本作には本当に多くの男性キャストの“お尻”ばかり登場するからだ。不倫妻たちの不貞行為の現場を通じて、必ず男性のそんなお尻にばかり気を取られてしまう濡れ場を見て不思議な気持ちになったのは筆者だけだろうか。
逆に言うと、不倫妻たちの露出は胸以外には意外と少ない。それは男性の方が覆い被さる体位の方が躍動感が出るという画的な問題ではあるものの、どんだけお尻フェチなんだと、製作陣のフェティシズムを勘ぐってしまうくらいだ。
そうしてみると1980年代、女性が見られる存在であったアイドル全盛の時代はすでに遠い過去のようだ。1990年代後半から徐々に男性に対する視線は熱くなり始め、21世紀の今や週刊誌やファッション誌の表紙には男性アイドルや若手俳優のヌードが多く散見される。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)のパフォーマーだけでなく俳優としても活躍する岩田もそのひとりで、『anan』2018年3月14日号ではとびきり官能的な表紙を飾ったことがある。試しに今筆者の手元にある雑誌のページをめくってみると、残念ながらシャワー・ショットでのお尻には曇りガラスのフィルターがかかっているけれど、こちらを振り返るバックショットはとても艶かしく、生々しい。本作第3話では、冒頭から岩田のシャワー場面を捉えた全身バックショットが映り、見てはいけないと思いながらも、見ずにはいられない、そんな官能的な衝動につい誘われる……。
こうしたサービスショットを見ると、他の不倫相手の男性たちと同様に岩田のあられもない姿が全面的に解禁されるのか。いつかは必ず映されるそのお披露目の瞬間に大きな期待が込められるのだが、それは全話を通じて最後の最後までおあずけをくらうことになるのが何ともじれったい!

男性キャストが気になる不倫物語
