「婚前交渉はダメだと子どものころから言われていたので。結婚してからでないとできませんと彼に言ったんです」
彼はその言葉を受け止め、結婚を申し込んでくれた。ところが彼女にとって、セックスは苦痛でしかなかったという。

「
そもそも子どもを望まないのに、どうしてこういうことをするのかがわからなくて。夫に聞いたら、『セックスは子どもを作るためじゃない、愛情を確認しあう行為、そして最高の気持ちよさを知る行為だよ』って。その結果が子どもなのであって、愛が先だと説教されました。私の知っているキリスト教も愛を説いているけど、セックスはダメと。
悩みました。彼が正しいのか信仰が正しいのか」
セックスの良さに気づいたが、そこから進歩できなかった
夫は彼女の心も体もゆっくりと愛していった。結婚して1年たつころには、「セックスっていいものかもしれない」と彼女も思うようになったという。
夫婦の愛情は変わらなかったが、それでもセックスには変化があった。夫が彼女では興奮しなくなっていったのだ。
「私の反応が鈍かったからでしょう。
セックスは気持ちいいものかもしれないと思ったところから進歩しなくて(笑)。どこかでブレーキがかかるんですね。だから気持ちいいと表現できないし、体も反応しない。それが私なのだから、そういうきみも受け止めると夫は言ってくれた。でも不満だったんでしょう。風俗に行っているのがわかりました」