「健康的」な食習慣は、高齢者にとってはそうでないことも

画像は本書より
歳をとると食が細くなり、栄養が偏ることにより健康を害すというのは、たやすく想像がつきます。でも、健康に気を使った食生活を送っている人でさえも、健康に支障をきたす可能性があるというのは、ちょっと意外。
「健康のためにと続けてきた食習慣は、高齢者になると合わなくなるものもあるんです」と中村育子さん。
どういうものが「高齢者になったらNG」な食習慣なのか、具体的にみていきましょう。
食後血糖値の急上昇を予防するため、食事はまず野菜から食べるようにしている人は多いはず。しかし、75歳を超えた人は、エネルギー(カロリー)量をできるだけ確保したいので、
最初にカロリーの高いメインの肉や魚から食べるようにするとよいでしょう。