子宮を取る手術の前に…「男性ふたりと3人でセックスしてみたい!」夢を叶えた女性の“その後”
「そこからはもう、夢の中にいるようでした。ふたりの男性ということは手は4本あるわけですよ(笑)。すべての性感帯を同時に刺激してもらえる。私、自分があんなに感じやすいとは思いませんでした」
信じられないくらいの快感だったと彼女は目を潤ませる。最後にはほとんど意識が飛び、軽く失神までしたらしい。
「大満足でした。これでもう、後悔しない。そう思って手術を受けました。それが今年の夏のことです。夫とは相変わらずのレスですが、もうそれでもいいかなと思っています。この夏の思い出だけで、しばらくは生きていけそう。今はまだ体も本調子ではないので、やはり手術前に思いを遂げられてよかった」
自分にはあれだけの快感を得た記憶がしっかりある。それが彼女を支えているのだという。
ドラマの中で佳恵が「認知症になった義母」のことを話すシーンがある。老人ホームにいる義母が職員や他の入居者に卑猥な言葉を投げつけるというのだ。「性欲や恋愛感情は年をとってもあるらしい。認知症を患うと、それが強く出ることもある」と。
そんな義母の姿を見て、「このまま枯れたくない」「セックスの喜びを感じないまま年をとるのって嫌」と佳恵は思ったのだ。
ミサコさんも同じだった。そして今、彼女は思いきった行動をとった自分に満足している。
「誰もがこんなことをして満足かどうかはわかりませんが、少なくとも私はよかったと思ってる。行動しなかったら今ごろ、きっと後悔していましたから」
艶然(えんぜん)と微笑んだ彼女のその表情が今も脳裏に焼きついている。
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<文/亀山早苗>
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「セックスの喜びを感じないまま枯れたくない」
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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