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子どもに母乳をあげていたら夫に襲われ「断ると殴られた」DV夫との“生き地獄”な日々

夫の行為がDVだと初めて気づいた日

子どもが産まれてから半年後、ようやく従姉妹に会えたとき、従姉妹がアキホさんに「どうしてビクビクしているの?」と尋ねてきた。物音がするとビクつくクセがついていたのだ。夫は機嫌が悪いと、ドアを力任せに開閉したり、カップをテーブルに音を立てて置いた。だから物音に反応するようになっていたのだ。 コーヒー従姉妹に次々にいろいろ聞かれて、ぽつりぽつりと答えていると、従姉妹が「それはDVだよ。アキホちゃん、冷静になって。ビクビクしながら暮らすのってヘンでしょ。それにあなた、まったく笑わなくなってる」と指摘した。 「そこからようやく自分がおかれている状況がおかしいと気づいていくんです。夫から離れるまで2年かかりました」

今でもときどき、当時の夢を見て飛び起きる

さまざまな葛藤がありつつも、従姉妹をはじめ周囲の人たちの助けを借りながら彼女はやっと夫から脱することができた。 「今は6歳になる娘とふたり、なんとか暮らしています。夫とは離婚以来、会っていませんが、今でもときどきあの頃の夢を見て飛び起きることがある。そのたびに、いや、もう私は自由なんだと自分に言い聞かせています」 DVドラマの件を話すと、アキホさんは「私も復讐できるほど気が強ければ……。あの当時はそんなふうには考えられなかったけど」とつぶやいた。 ドラマで茜は夫にどんな復讐をしかけていくのだろうか。 <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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