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妊娠して禁煙、吸いたすぎて喉から手が出そうに…私を止めた母の言葉

 近年、タバコとがんとの関連性がはっきりと指摘され、国立がん研究センターの情報サイト「がん情報サービス」でも、喫煙はがんの原因になる、と書かれています。  ですが、一度ついた喫煙習慣はなかなかやめるのが難しいもの。「禁煙外来」ができるほどですから、よほど大変だと想像できます。  今回はそんな“地獄の苦しみ”を味わいながら禁煙に成功した沢田真奈美さん(仮名・32歳)にお話を聞きました。

妊娠で禁煙を決意

妊娠で禁煙を決意

写真はイメージです。(以下同じ)

 深夜作業が多いマスコミ業界で働いていた沢田さんは喫煙者でした。喫煙者が多い職場で、コーヒーとタバコ片手に喫煙室での打合せ、なんていうシーンも多かったため、次第に本数は増え、1日1箱は当たり前に吸っていたそうです。  その後結婚し、妊娠が発覚しました。  喫煙は子どもに悪いことは十分知っていたので、禁煙を決行することにしました。けれど当時は夫も喫煙者。しかも同じ銘柄のタバコを吸っていたので、なかなかやめるのが難しいと判断した沢田さんは、しばらく実家に帰省して、そこで禁煙することを決意します。

喫煙者のいない実家で禁煙開始

喫煙者のいない実家で禁煙開始「実家は喫煙者がいないので、絶好のチャンスだと思いました。田舎ですし、車もないし、コンビニも遠いので、タバコを買う環境があまりないのもいいかなと思いました」  ですが、帰省してすぐから、禁断症状が出始めます。  吸ったらいけないと思うほど、どんどん吸いたくなり、タバコのことばかり考えてしまいます。  けれどお腹に赤ちゃんがいるので、やめなくてはいけません。分かってはいるのですが、タバコのことが頭から離れない日々。
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喉から手が出そうなほど吸いたい…
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