
「母と買い物に出かけても、タバコ売り場が気になって仕方がなく、素通りできないんです。『喉から手が出るほど吸いたい!!!』と思ってしまって、最後のひと箱を買おうとしたら、母に『
今やめないと、一生やめられないよ!』とカツを入れられ、涙を呑んで我慢しました」
口寂しさを紛らわすために、お茶をがぶ飲みしたり、食べたいものを食べたり、母とおしゃべりしたりで必死に気を紛らわせた沢田さん。数日たつと、少し楽になってきたそうです。
「4日目くらいから、なんとなく大丈夫になってきました。タバコのことを考えなくてもいられるようになってきたというか。2~3日目が一番辛かったですね…」
実家に10日ほど滞在し、タバコを忘れられるようになってから自宅に戻った沢田さん。タバコを吸わなくなって、久しぶりに家に入ると「
タバコ臭い!」と思ったそうです。
「つい最近までタバコを吸っていた私が言うのもなんですが、こんなに煙臭い場所にいたんだって思ったらゾッとしました。自分も全身タバコのにおいがしていたんだろうなって…」
帰宅するとまた喫煙の誘惑にかられるかと不安に思っていたものの、そこから本格的につわりも始まり、タバコどころではなくなった沢田さん。出産前には夫も禁煙に成功し、無事クリーンな空気で赤ちゃんを迎えることができたそうです。