数年ぶりに肉を食べた衝撃。20代女性がヴィーガン生活をやめた理由
ヴィーガンを実践した後に辞めた有名人の体験談は巷にたくさんあり、一例をあげると映画『プラダを着た悪魔』でブレイクした俳優アン・ハサウェイは、会食でサーモンを食べ「脳内でコンピューターが再起動したような感覚を覚えた」と語った。
筆者が過去に取材した女性の場合は、玄米菜食で常にイライラして疲れやすかったところ、動物性タンパク質をとるようになって体がとても楽になったと話していた。人それぞれである。
「菜食生活でも肉を食べても体調が変わらなかったのは、20代で若かったからというのも大きいんじゃないでしょうか。ヴィーガンを卒業してからいろいろ調べましたが、あまりに長いことやるとやっぱり健康に何かと不具合が出てくるみたいですね」
「たとえば、とある国の調査では土壌に鉛が多かった、というニュースがありました。そこで採れた野菜ばかり食べていたら? やはり特定のものばかり食べるのはリスクが高い。極端なことやってて健康を害するところだったんだなっていうのは、沼から出たあとにブログやニュースをあれこれ見たりするようになって知りましたね」
「私の時代は情報が書籍メインで、そうした本にはヴィーガンやベジタリアンとして生きることのリスクってあまり書いていなかったように思えます。もちろん、自分の考えを補強するような本ばかりを手にするからだというのもありますけど」
いるみるくさんさんのヴィーガン生活は基本「ソロ活」だったことも、沼抜けしやすい要素だったのでは、とふりかえる。
極端な食生活の弊害
「たとえば、とある国の調査では土壌に鉛が多かった、というニュースがありました。そこで採れた野菜ばかり食べていたら? やはり特定のものばかり食べるのはリスクが高い。極端なことやってて健康を害するところだったんだなっていうのは、沼から出たあとにブログやニュースをあれこれ見たりするようになって知りましたね」
なぜ沼から抜け出せたのか
自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。お気軽に、山田ノジルnojiruyamada@gmail.com まで、ぜひご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。


